『CSI』の主任、米NBC新作コメディで"ドナルド・トランプ"になる!?

先日ノミネートが発表された第71回エミー賞で、コメディドラマ『グッド・プレイス』での演技により2年続けて主演男優賞候補になっているテッド・ダンソン。同作は米NBCにて9月から放送されるシーズン4で完結することが決定しているが、テッドとNBCの関係はまだまだ続くようだ。米Varietyが報じている。

パイロットを製作せずにシリーズ化が決まったタイトル未定のNBCの新作コメディで、テッドは不純な動機からロサンゼルス市長に立候補した裕福な実業家を演じることになった。彼は市長に当選後、急増するコヨーテの問題に対処しながら、どんな政策を進めて自分の部下の尊敬を集め、ティーンエイジャーの娘とどう絆を結ぶかの答えを見つけなければならなくなる...というストーリー。

全13話となる本作の脚本を手掛けるのは、人気コメディドラマ『30 ROCK/サーティー・ロック』で企画・脚本・出演・製作総指揮の4役を担い、Netflixのコメディドラマ『アンブレイカブル・キミー・シュミット』ではクリエイターを務めたティナ・フェイ。彼女が長年仕事をしている人気バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』ではよくドナルド・トランプ大統領をネタにしていることもあってか、一部のメディアは本作が今のホワイトハウスをあてこすったものになるだろうと見ている。製作総指揮にはティナのほか、『アンブレイカブル・キミー・シュミット』で彼女とタッグを組んだロバート・カーロックも名を連ねる。

『サタデー・ナイト・ライブ』や『30 ROCK』に続いてのNBCとの仕事となるティナは、「NBCという"家"に戻って、同局が誇るスターの一人、メアリー・スティーンバージェンの夫であるテッドのために脚本を書けることにワクワクしています」とコメントしている。

テッドは、犯罪捜査ドラマ『CSI:科学捜査班』でシーズン12から4シーズンにわたって主任D・B・ラッセルを演じ、サスペンスドラマ『ダメージ』では悪徳資産家アーサー・フロビシャーを演じていた。コメディからシリアスまでこなす実力派の彼が新作でどんな演技を見せてくれるのか、楽しみだ。なお、『CSI:科学捜査班』は現在AXNにて他の『CSI』シリーズとともに全話放送中。(海外ドラマNAVI)

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『CSI:科学捜査班』
©2018 CBS Studios Inc.