『ブレイキング・バッド』アーロン・ポール、もう少しでジェシー役を逃すところだった!

大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』の映画版『エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』にもジェシー・ピンクマン役で続投しているアーロン・ポールが、「もう少しでジェシー役を逃すところだった!」と明かした。

英The Independentのインタビューでアーロンが、「どれほど自分が幸運か一番に認めなくちゃな。率直なところ、誰もチャンスを与えてくれなかった時に、手を差し伸べてくれたのがヴィンス・ギリガンだったんだ。"アーロンがジェシーを演じないなら、シリーズを製作しない"と」ギリガンが推してくれたおかげで、役を獲得できたと語っている。

そして、『ブレイキング・バッド』に出演するまで、俳優として生計を立てるのが大変だったことも明かしている。「たくさん浮き沈みを経験して、キャリアで最悪の時は生活費を払えなくて人にお金を借りていた。"これからどうしたらいいんだ?"って思ってたけど、ヴィンス・ギリガンが雇ってくれたんだ。テスト撮影をした後も誰も俺を求めてなくて、ジェシー役にキャスティングしたがらなかった。でもヴィンスが、"いいや。彼で決まりだ。彼がジェシーじゃないとダメだ"って言ってくれたんだよ。ヴィンスが、"彼がジェシーを演じないなら番組を製作しない"って賭けに出て、周りが"それでいいよ!"って答えたのさ」と、ギリガンはアーロンを窮地から救ってくれた恩人だとコメントした。

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『ブレイキング・バッド』のジェシー役で3度もエミー賞助演男優賞に輝いたアーロンの俳優としてのキャリアは絶好調で、シリーズ終了後はカーアクション映画『ニード・フォー・スピード』や、歴史アクション大作映画『エクソダス:神と王』に出演して本格的に映画界へ進出。その後は宗教をテーマにした米Huluのドラマシリーズ『THE PATH/ザ・パス』に主演し、人気アニメシリーズ『ボージャック・ホースマン』ではトッド・チャベスとロボットのヘンリー・フォンダという2役を演じ、製作総指揮も務めている。また、米HBOのSF大作ドラマ『ウエストワールド』シーズン3からケイレブ役で登場する。

これからの活躍も楽しみなアーロンが主演する『ブレイキング・バッド』と『エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』は、Netflixで配信中。(海外ドラマNAVI)

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アーロン・ポール『ブレイキング・バッド』(c)Doug Hyun/AMC/(c)Ursula Coyote/AMC