『フレンズ』25周年ベスト・エピソード上映会に安達忍さん、深見梨加さん、田中敦子さん、さらにスペシャルゲストも登場!

1994年から2004年まで米NBCで10シーズンにわたって続いた、ニューヨークを舞台に男女6人の友情と恋愛をユーモアたっぷりにテンポよく描いたコメディドラマ『フレンズ』。その放送スタートから今年で25周年を迎えるということで、様々な記念特別企画が開催中ですが、今回は10月25日(金)に都内で開催された「『フレンズ』25周年記念 ファンが選んだベスト・エピソード上映会」の模様をお届けします!

20191029_friends_14.jpg

【関連記事】『フレンズ』25周年!あの名物カフェに安達忍さん、深見梨加さん、田中敦子さんの人気声優が来訪!!

イベントにはレイチェル、モニカ、フィービーの声を演じた人気声優、安達忍さん、深見梨加さん、田中敦子さんの3人が登場。9月に銀座ロフトで開催されていた「『フレンズ』カウチ&テーブル来日」イベントに3人で訪れた話題で盛り上がりつつ、3人の「今日は女子3人が集まったので、女子会で楽しんじゃいましょう!」という掛け声でイベントがスタート......と思いきや、会場内に「ウソ~、ヤダー、マジー? 今日は女子だけなの? ロスはロスしちゃったし、ジョーイはまたナンパに行っちゃったけどさ、チャンチャンがいるでしょ! チャンチャンが!!」の声とともに、チャンドラーの吹替を担当した水島裕さんがサプライズで登場し、会場も大盛り上がり。

20191029_friends_05.jpg

女子3人プラス1によるトークショーは、開始から賑やかなトークを連発。WOWOWオンエア当時の収録スタジオの雰囲気について、安達さんが、深見さんと水島さんを見ながら「特にこの二人はリアル・チャンドラーとリアル・モニカだった」と振り返ると、深見さんの「結婚はしませんでしたけどね」とのひと言に、すかさず水島さんが「するか!」とツッコミ。そんな二人のやり取りは、まさしくリアル・チャンドラーとリアル・モニカでした!!

20191029_friends_02.jpg

WOWOWでオンエアされていた10年間で、オリジナルキャストと吹替キャスト6人のプライベートがシンクロすることがあったという話題では、ロスの声を担当した牛山茂さんの顔がロスとそっくりだとか、劇中でロスに子供が生まれたりフィービーが出産した時期が牛山さんや田中さんに子どものできた時とほとんど一緒だったなどの裏話も披露されました。

20191029_friends_09.jpg

キャラクターの性格的なシンクロについて、田中さんが「ボケと天然な部分は私と安達さん」と語ると、安達さんが「でも一番バカなのは平田くん(笑)」、深見さんが「そこもシンクロしているんですよ。最初、ジョーイはイケメンで、おバカなキャラじゃなかったのに、だんだん日本語版の平田くんのおバカなキャラにジョーイが近づいてきたよね」とジョーイの吹替をされていた平田広明さんの話題でも会話が弾んでいました。その他にも、オリジナルキャストの出演料が最終的に一話あたり1億2千万円相当になったという話を受けて、水島さんが「大きくシンクロしないのはギャラだね」とコメントして会場の笑いを誘う一幕も。

また、女子3人が銀座ロフトでのカウチで久しぶりに集まった話を聞いた水島さんは、「そのカウチのイベントがまた開催されるかもしれないので、ワーナーさんのTwitterをぜひチェックしてください」とアピール。

続いてイベントはTwitter上で行われていた「『フレンズ』ベスト・エピソード決定戦」の結果発表に。

20191029_friends_10.jpg

まず第4位は、シーズン8第9話「ブラピのヘイトクラブ」。当時の思い出として、安達さんが「ジェニファー・アニストンとブラッド・ピットが結婚する前の一番ラブラブな頃。当時、"ブラピに日本で一番近い女"というキャッチフレーズだったのに、二人が離婚して一番遠い女になってしまった(笑)」と話すと、ファンも爆笑。そんなブラピ以外にも数々の豪華スターが登場した本作。シーズン1第17話では『ER 緊急救命室』のジョージ・クルーニーとノア・ワイリーが登場し、同作でノアが演じたカーターの声を吹き替えていた平田さんが、その時はジョーイとノア二人の声を当てたというエピソードも語られました。

20191029_friends_12.jpg

第3位にはシーズン5第14話「とうとう熱愛発覚」がランクイン。田中さんが「モニカとチャンドラーの熱愛を引き出すための、チャンドラーとフィービーの駆け引きが面白い」と見どころを挙げると、トークは田中さんが演じたフィービーの話題に。フィービーの役作りについて、田中さんが「最初の頃はフィービーは完成していなくて、ちょっと天然な感じでやっていたんですけど、(フィービーの双子である)アースラが出てきて差別化するためとか、梨加ちゃんと私の声質が似ているので変えることで、徐々に完成していったんです」と打ち明けていました。

20191029_friends_08.jpg

その話題に関連して、安達さんから「WOWOWでのオンエアの頃は第1シーズンが違うバージョンで、あっちゃん(田中さん)の声が微妙に違っていて、DVD用に声を録り直している」、深見さんからも「シーズン1の日本語版DVDが発売された時にはすでにシーズン5からシーズン6ぐらいまでがWOWOWでオンエアされていたので、当時の視聴者がキャラの固まっていない第1シーズンをDVDで見ると違和感があるんじゃないかという理由でシーズン1全部を録り直した」という、今だから言えるエピソードも飛び出すことに。

20191029_friends_11.jpg

第2位は、シーズン6第25話「チャンドラーのプロボーズ大作戦」。チャンドラーとモニカのメイン回が2位と3位ということで、水島さんが「ありがたいですね」と感謝を述べると、深見さんから「控え室で『え!? 俺がプロボーズしたの?』って忘れてましたからね。先にモニカが膝をついたんですよ!」と暴露され、水島さんは「Blu-ray BOXで確認しよう」と苦笑い。リアル・モニカとリアル・チャンドラーらしいやり取りがここでも披露されて、会場は笑いに包まれました。

20191029_friends_13.jpg

栄えある第1位は、シーズン1第1話「マンハッタンの6人」。その結果に水島さんが「みなさん、第1話を選んだの?」と驚くと、安達さんは「私は分かるわよ。これを見ると感動するもん」、田中さんも「最終話を見ると、第1話に戻りますよね」と納得の様子。さらに安達さんは「第1話のレイチェルの最後のシーンで、ロスと二人でオレオを半分こしながら、『もしかすると誘うかもしれないよ』とロスが予言のように言って、レイチェルが『いいわよ』と言うところで終わるのが大好き。そういう思いを持ちながら10年のスパンという意味で見ると、感慨深いですよ」と思いを明かした。そして、最終回の収録の思い出として「みんな泣きながらやっていて、泣きながらセリフを言ったらズレズレになっちゃうわけ。ディレクターさんも止めなかったもんね。あとで調整してくれた。こんな番組は他にはちょっとない」と笑顔で振り返っていました。

20191029_friends_07.jpg

そんな仲の良い声優陣6人は、毎回シーズンごとの打ち上げで一緒に旅行に行っていたそうで、『フレンズ』の撮影観覧にも行こうとしていたが実現できなかったなんて裏話も明かされると、WOWOWのツアーで2014年にワーナーのスタジオを訪れた田中さんが「倉庫の一角にフレンズのセントラル・パーク・カフェのセットがそのまま残されていて、本来は中まで入れないかもしれないけど、ツアーガイドさんが"ジャパニーズ・フィービー"と紹介してくださって、カウンターに立たせてもらったり、カウチに座らせてくださったりとか、とても楽しい経験をさせていただきました」と感慨深げに思い出を披露。

20191029_friends_06.jpg

最後に、水島さんが「今年が25年目ということで、ここでお会いできましたので、30年目には牛さん(牛山さん)も平田くんも揃えて6人でまたみなさんにお目にかかりたいですね」と期待を寄せると、田中さんがフィービーの声で「みんな! 一晩限りの上映会、楽しんでね。猫はくちゃーい!」と呼びかけてイベントを締めくくりました。

20191029_friends_03.jpg

会場に集まったファンも、『フレンズ』吹替キャストによる一夜限りの同窓会で大いに盛り上がり、吹替版でのベスト・エピソード上映を堪能していました。

(取材・文・写真/豹坂@櫻井宏充)

■商品情報
「フレンズ <シーズン1-10>全巻Blu-rayプレミアムBOX」
【2500セット数量限定】 25,000円+税
☆Hulu、U-NEXTでも配信中!!
Hulu https://www.hulu.jp/
U-NEXT https://video.unext.jp/
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

ワーナー海外ドラマシリーズ公式ホームページ:https://warnerbros.co.jp/kaidora/
ワーナー海外ドラマシリーズ公式Twitter:@WBTV_JP

Photo:『フレンズ』TM & © 2019 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.