人気ファンタジー小説「ブラッド・ソング」シリーズをドラマ化する企画が進行中!

スコットランド出身の作家、アンソニー・ライアンによる人気ファンタジー小説「ブラッド・ソング」シリーズをドラマ化する企画が進行していることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

2011年にセルフ・パブリッシングされた後大きな話題となり書籍出版につながった小説「ブラッド・ソング」シリーズ。主人公は、長き戦乱に終止符を打ち、統一を果たした王国の伝説的英雄で元帥の長子であるヴェーリン・アル・ソーナ。家族と袂を分かち、戦いを務めとする第六騎士団の一員となったヴェーリンは、苛酷な訓練と実戦を積み戦士として成長していく。そして傷が一つ増え仲間を一人失うたびに、ヴェーリンと騎士団のブラザーたちとの絆が強くなっていく様子が描かれる。

ドラマ化について原作者のライアンは、「自分の作品が実写化されることを非常に楽しみにしています。そして‟ブラッド・ソング"シリーズファンの多くが望んでいた実写版が実現する可能性を嬉しく思っています。(ドラマ版で脚色を手掛ける)ジョゼフ・マスツィンスキーは物語に忠実な素晴らしいパイロット版の脚本をプロデュースし、原作のスピリットを完璧に捉えています」とコメントしていた。

「ブラッド・ソング」シリーズの第1巻「血の絆」は世界中で100万部を売り上げ、続編となる第2巻「戦士の掟」と第3巻「Queen of Fire(原題)」も米New York Timesの国際ベストセラー・リストに名を連ねている。

『ゲーム・オブ・スローンズ』の終了後、Netflixの『ウィッチャー』や米HBOの『His Dark Materials(原題)』、Amazon Prime Videoのドラマ版「時の車輪」など大作ファンタジードラマが次々に製作決定・リリースされている。ファンタジー作品の競争が激しくなっているなか、ドラマ版「ブラッド・ソング」が生き残れるかどうか見守っていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:(C)Penguin Random House