2009年に映画化もされたDCの人気コミック「ウォッチメン」を米HBOでTVシリーズ化した『ウォッチメン(原題:Watchmen)』。2020年注目の本作より、新旧ヒーローを演じるキャストたちのインタビューコメントの一部を初解禁。
本作は、原作から34年後のスーパーヒーローが存在するもうひとつの現代のアメリカを舞台に展開する。かつて人類は米ソ冷戦の情勢悪化で核戦争による地球滅亡の危機に直面したが、その危機を脱した後の2019年のアメリカで活動するヒーローたちの戦いや苦悩を描いた異色作。
新たなヒーローが活躍する模様が描かれるのも魅力だが、2009年公開の映画版でも登場した元ヒーローの現代の姿が描かれるのも本作の見どころの一つなのだ。
そんな本作で謎の老人"ウィル・リーヴ"を演じる名優ルイス・ゴセット・Jr(『愛と青春の旅だち』『エクスタント』)は、「僕らが育った環境での理想のヒーローは、『スーパーマン』『キャプテン・マーベル』 『バットマン』 『グリーン・ホーネット』などで、イタリア人が多く住んでいたコニーアイランドで育った僕は、それらに影響された」と、子どもの頃からヒーロー作品が好きだったと明かす。
だがその一方で、「ハリウッドに移った時に、様々な問題に出くわした。例えば、人種が黒人だというだけで、警官によって木に手錠をかけられたこともあった。木に手錠をかけられたら、自暴自棄にもなったり、かなり怒りを覚えた経験がある。その当時は"今に見てろ!"と思ったが、今ではそんな感情も湧かないね」とルイスは語った。本作は人種問題がテーマにもなっており、"ヒーローvs差別主義者"という構図の戦いを、ルイス実生活で経験していた。
続いて、顔全体を鏡のような銀色のマスクで覆い、表情は見えず主に尋問を得意とするニューヒーロー"ルッキングラス"役のティム・ブレイク・ネルソン(『オー・ブラザー!』)は、製作総指揮のデイモン・リンデロフについて語る。「デイモンは無謀にも思えるが、自信を持って、自分の描いたビジョンを現代に移し変え、コミック版「ウォッチメン」を歴史として描く。さらに冷戦による核戦争と同様なものを、現代の人種差別がもたらした恐怖に置き換えて、人々に想像させていることが、ある意味辛辣だが、原作に対しては崇高で、挑戦的なアプローチだったと思う」
そして、かつてウォッチメンのメンバーとして活動していた元ヒーロー"二代目シルク・スペクター"ことローリー・ブレイク役のジーン・スマート(『レギオン』)は、第三話からFBI捜査官として登場する。「彼女は、過去や家族に強制されたことを拒否してきたけれど、今では危険なヴィジランテ(自警団)を取り締まるFBIのエージェントとなり、次々にヴィジランテを刑務所に閉じ込めているの」と役柄を述べ、34年前の戦いの後、ヒーローを引退し、新しい身分を得たキャラクターを演じている。
『ウォッチメン』(全9話)情報
<放送スケジュール>
【STAR2 字幕版】1月31日(金)より 毎週金曜23:00ほか
※1月31日(金)は第1話無料放送
【STAR3 二ヵ国語版】2月5日(水)より 毎週水曜22:00ほか
<配信スケジュール>
Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて
2月1日(土)より字幕版配信開始
※1月1日(水・祝)より字幕版第1話無料配信開始
(海外ドラマNAVI)
Photo:
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