スティーヴン・キング小説がまたもドラマ化。主演はあのオスカー俳優!

2002年の映画『戦場のピアニスト』で史上最年少(29歳と343日)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたエイドリアン・ブロディが、米FXが製作するスティーヴン・キングの短編小説「Jerusalem"s Lot(原題)」のドラマ版に主演することが明らかとなった。米Varietyが報じている。

1978年に出版された短編小説「Jerusalem"s Lot」は1850年代を舞台に、妻を亡くして3人の子どもたちと一緒に故郷のメイン州プリーチャーズ・コーナーへ戻ってきたチャールズ・ブーン大佐を中心に描かれる。帰郷後まもなく、大佐は閑散とした田舎町で自分の家族にまつわる隠された悲惨な歴史に対峙し、何世代にもわたりブーン家を悩ませてきた暗闇を終わらせるために戦わなければならなくなる...というストーリーだ。エイドリアンがチャールズを演じる。

ショーランナーと製作総指揮を務めるのは、ジェイソン・フィラルディ(『セブンティーン・アゲイン』)とピーター・フィラルディ(『スティーヴン・キング 8つの悪夢(ナイトメアズ)』)の兄弟。ドナルド・デ・ライン(『ウェイワード・パインズ 出口のない街』『ワールド・オブ・ライズ』)も製作総指揮に名を連ねる。

これまで主に映画界を中心に活躍してきたエイドリアンは、テレンス・マリック監督の戦争映画『シン・レッド・ライン』やリブート版大作映画『キング・コング』、ウディ・アレン監督のファンタジーコメディ『ミッドナイト・イン・パリ』など幅広い分野の作品に出演。2014年に米ヒストリーチャンネルのミニシリーズ『フーディーニ 幻想に生きた奇術師』で実在の奇術師ハリー・フーディーニを演じて本格的にドラマ界に進出し、2017年には英ギャングドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン4で6話にわたりゲスト出演している。

ドラマ版「Jerusalem"s Lot」のプロダクションは2020年5月にスタートし、同年秋の放送開始を予定している。(海外ドラマNAVI)

Photo:

2003年、ニコール・キッドマン(『めぐりあう時間たち』)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(『シカゴ』)、クリス・クーパー(『アダプテーション』)とともにオスカーを手にしたエイドリアン・ブロディ(右端)
(C)Pauline French/FAMOUS