シーズン4で幕を下ろすことが決定したAmazonオリジナルドラマ『弁護士ビリー・マクブライド』。そのファイナルシーズンに、アカデミー賞にもノミネートされたかつての天才子役が出演することが分かった。米Varietyが報じている。
本作の原題「Goliath」は旧約聖書に登場する巨人ゴリアテを意味し、酒に溺れる日々を送っていた敏腕弁護士のビリー・マクブライドが、巨大な敵(ゴリアテ)を相手に新たな訴訟事件に立ち向かっていく姿を描かれる法廷ドラマだ。自らの弁護士経験を生かし『L.A. LAW/7人の弁護士』『ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル』『アリー・myラブ』『ボストン・リーガル』などこれまで数々のリーガルドラマを手掛けてきたデヴィッド・E・ケリーがクリエイターを務めている。
この度『弁護士ビリー・マクブライド』の新キャストに決まったのは、『シックス・センス』の演技で注目されたハーレイ・ジョエル・オスメント。同作でブルース・ウィリス演じる主人公が知り合う、死んだ人間が見えるという能力を持つ少年を演じたハーレイは、11歳にしてアカデミー賞助演男優賞候補に。18歳だった2006年に飲酒運転で事故を起こすトラブルもあって一時低迷したものの、近年はサスペンス映画『テッド・バンディ』やSFコメディドラマ『ザ・ボーイズ』で脇役として味な演技を見せている。本作でハーレイが演じるのは、シーズン4に初登場するザックスという一家の厄介者であり、賢くなければ野心もないディラン。複数話にわたり登場するという。
ハーレイと合わせて、ジェナ・マローン(『ハンガー・ゲーム』シリーズ)とクララ・チェン(『ビリオンズ』)も同じくレギュラー出演することが報じられた。ハーレイと同じく子役出身のジェナは、法律事務所マーゴリス&トゥルーの共同パートナーにして事実上の責任者であり、設立者の一人の娘でもあるサマンサ・マーゴリスを演じる。サマンサは健康上の問題を抱えながら、逆境下で多くを証明する必要に迫られるという。クララが演じるのは、ザックス家が経営する全米大手の製薬会社で専任化学者を務めるケイト・ザックスで、家族に対する忠誠心と自分の道徳観で折り合いをつけるのに苦労するとのこと。
本作で製作総指揮・監督を担当するローレンス・トリリングは以前のインタビューで、「ファイナルシーズンでは、全世代に影響を及ぼすタイムリーで世界的な金融危機を扱う予定」と語っていた。
いよいよ完結へ向かう『弁護士ビリー・マクブライド』シーズン4は、Amazon Prime Videoにて年内に配信予定。(海外ドラマNAVI)
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ハーレイ・ジョエル・オスメント
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