『スター・ウォーズ』『ロード・オブ・ザ・リング』やマーベル映画を支え続けた人が新型コロナウイルスで死去

『アベンジャーズ』『メン・イン・ブラック』『スター・ウォーズ』ほかいくつもの作品で役にふさわしい訛りを教えるダイアログ・コーチを務め、最近では『スター・ウォーズ』シリーズで俳優としても出演していたイギリス出身のアンドリュー・ジャックが、新型コロナウイルスによる呼吸器疾患で現地時間3月31日(火)早朝、ロンドン郊外の病院で亡くなっていたことがわかった。享年76。ジャックのエージェントからの発表を米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが伝えている。

ダイアログ・コーチの第一人者として様々な人気作品を支え続けてきたジャック。『マイティ・ソー バトルロイヤル』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『メン・イン・ブラック:インターナショナル』などでクリス・ヘムズワースのコーチを務め、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ではデイジー・リドリー(レイ役)とジョン・ボイエガ(フィン役)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ではベン・メンデルソーン(オーソン・クレニック役)、『バットマン ビギンズ』ではクリスチャン・ベイル(ブルース・ウェイン役/バットマン)とリーアム・ニーソン(ヘンリー・デュカード役)など、その担当キャストにはそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

また、「指輪物語」を実写化した大ヒット映画シリーズ『ロード・ オブ・ザ・リング』では、3部作を通してダイアログ・コーチの総括を務め、現在撮影中のマット・リーヴス監督(『猿の惑星』シリーズ)の『The Batman(原題)』ではロバート・パティンソンにアクセント指導をしていたという。

近年役者や声優としても活躍の場を広げていたジャックは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でレジスタンスの軍人イーマット役を、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ではモロック役で声の出演をしている。

ジャックの妻ガブリエル・ロジャースも同じダイアログ・コーチであり、『アベンジャーズ/エンドゲーム』や『メン・イン・ブラック:インターナショナル』ではジャックと共に働き、今年公開予定の映画『ゴジラVSコング(GODZILLA VS. KONG)』では小栗旬のコーチを担っている。残念なことに妻ガブリエルはオーストラリアで自主隔離中のため最期を看取ることができなかったという。また世界的なパンデミック状況下のため、葬儀などについても未定だ。

妻ガブリエルはSNSで「ジャックは2日前に新型コロナウイルスに感染していると診断され、ロンドン郊外の病院に入院しました。子どもたちや孫、兄弟、多くの友人の存在を感じながら、苦しまず、穏やかに息を引き取りました」と悲嘆に暮れながら夫の死を報告した。

『スター・ウォーズ』シリーズで共演したチューバッカ役のヨーナス・スオタモは自身のTwitterでジャックの功績を讃え、哀悼の意を表している。

同じく『 スター・ウォーズ』シリーズでスナップ・ウェクスリーを演じたグレッグ・グランバーグも彼の死を悼み、「家にいて!」と不要な外出を避けるよう呼びかけている。

多くの映像作品を支えてきたジャックのご冥福を心よりお祈り申し上げます。(海外ドラマNAVI)

Photo:グレッグ・グランバーグのTwitterより(左がアンドリュー・ジャック)