Netflixによる麻薬をテーマにしたドラマ『ナルコス』を製作するフランスのプロダクション会社Gaumontが、仏作家ガストン・ルルーが1909年に発表した小説「オペラ座の怪人」をドラマ化することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
「オペラ座の怪人」の舞台は19世紀のパリ。華やかなオペラ座の裏では奇怪な事件が続発していた。その闇に跳梁する人影...。"オペラ座の怪人"と噂されるこの妖しい男は、一体何者なのか? オペラ座の歌姫クリスティーヌと彼女に恋したラウルは、まるで導かれるかのように恐ろしい事件に巻き込まれていく。オペラ座の地下で怪人と対峙したラウルが想像を絶する光景を目にする―。
これまでに「オペラ座の怪人」は幾度となく映画化され舞台でも上演されているが、2004年に公開されたミュージカル映画版が最も知られているのではないだろうか。同作では、歴史アクション映画『300<スリーハンドレッド>』に主演したジェラルド・バトラーがファントム役で主演し、ファミリーコメディドラマ『シェイムレス 俺たちに恥はない』でおなじみのエミー・ロッサムがクリスティーヌ役で、ホラー映画『死霊館』シリーズなどで活躍するパトリック・ウィルソンがラウル役で出演した。
全6話となるドラマシリーズは、過去の映像化作品よりも小説に忠実な内容になるという。脚本は犯罪推理ドラマ『刑事フォイル』や『ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル』でクリエイターを務め、サスペンス作品を得意とする小説家アンソニー・ホロヴィッツが手掛ける予定。
これまでにGaumontは、『ナルコス』のほかにアニメシリーズ『FはFamilyのF』などを製作し、ホロヴィッツが執筆したスパイ小説のドラマ化『アレックス・ライダー』にも携わっている。
ホロヴィッツによるドラマ版『オペラ座の怪人』に出演するキャストなどが発表され次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『オペラ座の怪人』公式Twitterより