大人気ドラマ『フレンズ』でレイチェル、フィービーをそれぞれ演じたジェニファー・アニストンとリサ・クドローが、初対面当時を振り返っている。米Varietyが報じた。
俳優が俳優にインタビューするVarietyの連載企画「Actors on Actors」でバーチャル対談を行った二人が、『フレンズ』で初めて顔を合わせた時の想い出を語っている。
脚本の読み合わせで初めて顔を合わせたジェニファーとリサ。「誰がどんな服を着てたか、あなたなら全員分覚えてるでしょ」とリサから言われるほど記憶力がいいジェニファーは早速その特技を披露。リサはその時、いかにもフィービーらしい白いリネンのヒッピーっぽいシャツを着て貝殻のネックレスをつけ、小さなヘアクリップ2つで髪をまとめていたと言い、続けてモニカ役のコートニー・コックスの服装は、白い縁取りのついたピンク色のTシャツだったと振り返った。ただし、自分が何を着ていたかは覚えていないという。
するとリサもジェニファーについて言及。普段は夫と一緒に鑑賞できる作品を見つけるのが大変だが、ジェニファーが出演するApple TV+のドラマ『ザ・モーニングショー』は夫婦で楽しめるほど脚本もキャストの演技も素晴らしく、別人のような演技を見せていたジェニファーに感銘を受けたと絶賛。
続けて二人が互いに共演している相手の話に。ジェニファーにとっては『ザ・モーニングショー』における長年の仕事仲間役、リサにとってはNetflixのコメディドラマ『スペース・フォース』で夫役を演じるスティーヴ・カレルについて、リサは彼とは無理しなくても楽しく仕事ができるから最高だと発言。さらにリサが『スペース・フォース』での自分の出演シーンは5日間で撮り終えたと口にすると、その事実にジェニファーが驚いて「いいわね。私も出演させて」と、『フレンズ』キャストの再共演を期待させるようなコメントを発している。なお、リサはNetflixで配信中のコメディドラマ『フィール・グッド』にも出演しているが、同作の撮影も1週間と短期だったとのこと。
これまでに二人は数多くの作品に参加してきたが、10年間も出演し続けた『フレンズ』のような仕事は他にはないともコメント。ジェニファーが「『フレンズ』ほど素晴らしい仕事はないわよね」と言うと、リサが「あの作品がうまくいったのは私たちが役にはまっていたとか、契約に忠実だったとかいったことではなく、私たちがお互いのことを大好きだったからなのよね。(『フレンズ』終了によって)私の一部は死んでしまったわ」と作品への思いを述べている。
『フレンズ』に関しては、新動画配信サービスHBO Maxでリユニオン番組が企画されているが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により、その収録は延期となっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『フレンズ』 (c)Warner Bros. Entertainment, Inc.