バットウーマンはニンジャ・タートルズ好き!『BATWOMAN/バットウーマン』ルビー・ローズが語る

バットマンが消えたゴッサム・シティを舞台に、DCドラマ初のLGBTQ+のヒロインが活躍する『BATWOMAN/バットウーマン』が8月19日(水)よりリリースされる。バットマンのイトコであるケイト・ケインが、愛する人や家族、そしてゴッサム・シティを守るためにバットウーマンとなり、数奇な運命に翻弄されながらも、強く運命を切り開いていく本作。新時代のヒロインを好演する主演のルビー・ローズ、そしてショーランナーを務める女性コンビ、キャロライン・ドライスとサラ・シェクターがドラマの魅力を語ってくれた。

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――この役に決まるまでの経緯を教えてください。

ルビー・ローズ:まずサラとキャロラインに会って、この番組に興味があるかどうか話をしたわ。今とは変わってしまったけど、基本的にはこのシーズンがどんな感じになるのかを説明してくれた。そのアイデアは素晴らしくて私はとても興味を持ち、実際すごく手ごたえを感じたの。だけど、その後で「じゃあ12回のオーディションを受けてね」と言われて、私は「ちょっと待って。うまくいったと思ったのに」って思ったわ(笑) でも、オーディションを受けてみて、ケイトのキャラクターは完璧に自分に合っていると感じた。キャロラインとサラの脚本は大好きよ。

――確かにケイトはあらゆる面であなたと完璧に一致しているように見えますが、違う面はありますか?

ルビー:ケイトと私には多くの違いがあるけど、彼女を理解して共感することもできる。私はバットウーマンほどの人間ではないし、犯罪と闘ってはいないけど、彼女を通じて学んでいるの。

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――あなたはボクシングもできますし、普段からバイクに乗っていたりもしますが、本作のために何か習わなければならないことはありましたか?

ルビー:このドラマに出る前はバイクに乗ることも許されていたけど、今は何かあっては困るから乗ることができないの。撮影が終わったらまたバイクに乗れるわ。

キャロライン・ドライス:彼女はドゥカティに乗っているのよ。

ルビー:あとは、このために習得したわけではないけど、自分が長く息を止められるということが分かったわ。

キャロライン:最初のシーンで「3分間水中にいて」と言ったら、彼女は「分かった。3分でいいのね」って、いとも簡単に答えたのよ。

ルビー:3分も息を止められるのはちょっとした自慢ね。

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――バットスーツは動きやすいですか?

ルビー:初めてスーツを着た時のことは今でも覚えているけど、コスチューム・デザイナーのコリーン・アトウッドの仕事ぶりが素晴らしくて、まるで魔法のようだった。ハロウィーンの仮装を着るのとは比べ物にならない。まるで手袋をはめるようにぴったりなんだから。全てのパーツが私の身体のためにデザインされていて、私と一緒に動き、ほとんどの部分で第二の皮膚のように感じられて信じられない感覚だった。これを着ると今まで着ていた衣装とは違った"変身"を感じるの。トイレに行くのは大変だけどね。

サラ・シェクター:コリーン・アトウッドはコスチュームやスーツをいくつもデザインした伝説の人物だし、衣装合わせはとても楽しいプロセスだったわ。初めてルビーがスーツを身につけているのを見た時は、本当にリアルに感じた。このスーツにはどこか魔法のようなところがあるの。

――『ARROW/アロー』とのクロスオーバー・エピソードで見たウィッグがパイロットでは使われていませんでしたが、いつ実現しますか?

キャロライン:今となってはキャラクターをデザインする前にそこも考えておけばよかったと思う(笑) でも第3話になる頃には、ケイトはバットウーマンとしての自分の役割を本当に大事にするようになっているわ。パイロットで見られるようなスーツを着て前進し、敵を怖がらせようとする。ただ彼女は必ずしもバットウーマンになろうとしているわけではないの。彼女は自分の正体を偽って、恐る恐る敵に立ち向かおうとしているのよ。これが物語の起源となるので、「自分のアイデンティティが必要なんだ」ということが徐々に分かってきているって感じね。

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――ケイトはオリバー・クイーンのように思い悩むキャラクターになるのでしょうか? それとも、もっと明るい瞬間もあるのでしょうか?

ルビー:彼女がどうなるのか、正直言うとちょっと悩んでるの。彼女はいろんな経験をしてきたので、暗さや闇があるし、多くの問題に対処している。でも先日、笑顔を見せるエピソードがあったの。信じられないかもしれないけど、私には他にも表情があるのよ(笑) その日はとても興奮したわ。クルーから「今日はきれいですね。毎日元気そうに見えるけど」 と言われて、「今日は笑顔でいられるからよ」って答えたら、彼らも 「ああ、そうか」って納得していたわね。

――なぜケイトはそのエピソードで笑うようになったのですか?

ルビー:彼女が幸せだったから。(脚本家チームが)とても幸せそうに書いてくれたわ。

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――共演者のレイチェルはバットマンなどの大ファンだそうですが、あなたは子供の頃、バットマンに興味がありましたか?

レイチェル・スカーステン:私ほどではないわね。

ルビー:確かに(笑) 私はニンジャ・タートルズの大ファンでアーチーコミックスのファンだったの。私の持っていたコミックスはとても限られていたから。でもバットマンは大好き。映画もコミックスもね。バットウーマンを発見したのは何年も経ってからだったけど。

――この作品を通してどんなことを届けたいですか?

ルビー:今の時代、ソーシャルメディアは切り離せないものになっているけど、これは素晴らしくもあり、怖くもある。SNSは自分に似たコミュニティや人を見つけることができて、自分をサポートしてくれる人や話をしてくれる相手を見つけることができる。でも同時に、自宅の寝室にいるあなたを攻撃できる人たちの入口にもなるから。私が家にいた時と今とでは少し状況も違っていて、私はそこまで年老いていないけど、それでも携帯電話を手に入れたのは16歳くらいになってからで、1ドル50セント(約160円)もかけてテキストメッセージを送っていた。だから家にいた時には何も分からなかったし安全だったの。でも今の子どもたちは大きなプレッシャーにさらされていると思う。だからこそ、この番組を作ることは私にとってもキャロラインにとってもサラにとってもみんなにとっても、とても重要なの。だって特に若い人たちにこの番組を見てほしいから。若い人たちがこれを見て、キャラクターに共感し、それによって力を得られることを期待しているのよ。

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■『BATWOMAN/バットウーマン<シーズン1>』商品情報
8月19日(水)DVDレンタル開始/デジタル配信開始
・DVDレンタル Vol.1~5
・デジタルセル&レンタル
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

10月14日(水)ブルーレイ発売/DVDレンタル開始
・ブルーレイ コンプリート・ボックス(19,000円+税)
・DVDレンタル Vol.6~10
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

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『BATWOMAN/バットウーマン<シーズン1>』
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