アローバース変革の時、『スーパーガール』に続き『ブラックライトニング』も終了へ

今年9月に発表された米CWのDCドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』に続き、アローバースのエピソードに参加した『ブラックライトニング』がシーズン4をもって幕を下ろすことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

『ブラックライトニング』は、高校で校長を務める元ヒーローのジェファーソン・ピアースが再びスーパーヒーローのスーツに身を包み、電撃を自在に操る能力で愛する者を守る姿が描かれる。もともと本シリーズは2017年に米FOXにて放送開始されたが、その後にプラットフォームがCWへ移り、『ARROW/アロー』や『THE FLASH/フラッシュ』といったアローバースに仲間入りを果たした。

シリーズ終了を受けてクリエイターを務めるサリム・アキルが声明を発表。「私たちが『ブラックライトニング』の旅を始めたとき、ジェファーソン・ピアースとパワフルな女性メンバーで構成された彼の家族が、スーパーヒーローのジャンルにとってユニークな存在になると思っていました。Blerdsとコミックスを愛する世界中のファンが、このシリーズに対して過去3年にわたり見せてくれた愛により、黒人の人々が複雑な作品に自分自身を投影したいと思っていることが証明されました」と述べ、さらにキャストとスタッフ、ファンに感謝の気持ちも伝えた。

先日、『ブラックライトニング』のスピンオフドラマとなる『Painkiller(原題)』が製作されることが発表されたばかり。同作では、『ブラックライトニング』3シーズンにわたって登場したペインキラーことカリル・ペイン(ジョーダン・キャロウェイ)を主人公に、新しい人生を始めるべくアカシック・バレーへ移り、そこでカリルは自分自身と向き合いながら、悪に正義をもたらすという新たな使命に挑もうとする。アキルが脚本・監督を務める。

『ブラックライトニング』のファイナルとなるシーズン4は2021年2月8日(月)にCWで放送開始となり、その第7話が『Painkiller』のバックドア・パイロットとして放送される予定だ。

残念ながら『スーパーガール』『ブラックライトニング』と続けて幕を閉じることになったが、CWでは『Painkiller』の他に、スーパーマンことクラーク・ケントと彼のパートナーであるロイス・レインを主人公にした『Superman&Lois(原題)』が2021年2月23日(火)より放送開始。また、DCTVシリーズ初のラテン系女性スーパーヒーローを描く新作ドラマ『Wonder Girl(原題)』の製作も決定し、「The CWverse」が展開される。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ブラックライトニング』BLACK LIGHTNING and all related characters and elements TM & (c) DC Comics and Warner Bros. Entertainment Inc.