映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でアラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセンは、米Amazonで製作が進んでいるドラマ版が米HBOの大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のようになるのではないかと懸念している。米Screen Rantが報じている。
現在、映画版と同じくニュージーランドで撮影が行われているドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』の詳細は明かされていないが、中つ国を舞台に約3400年間にわたる第二紀に起きた出来事が中心に描かれる。J・R・R・トールキンの原作で第二紀はサウロンの台頭や、ピーター・ジャクソンの映画版3部作で軸となった指輪の起源などが綴られた時代。
そのドラマ版に対する懸念について、ヴィゴが胸内を明かした。「ドラマ版の製作チームが、『ゲーム・オブ・スローンズ』のようなシリーズにしようとするのではないかと心配しているんだ。あるレベルのバイオレンスや、そういった要素が理由なく投入されるのだろうか?ってね。わからないけど、すごく才能あるスペイン人の監督J・A・バヨナが手掛けることは知っている。ニュージーランドで撮影が行われているし、何人かスタッフがピーター・ジャクソンからアドバイスの恩恵を受けるんじゃないかな。彼らは、ドラマ版を全うに製作する機会がたくさんあるだろうし、続くべき良い例もあるからね」と、期待も寄せている。
『ゲーム・オブ・スローンズ』で若かりし頃のネッド・スタークを演じたロバート・アラマヨと、ジョン・スノウの叔父ベンジェン・スタークを演じたジョゼフ・マウルの出演が決定しているほか、映画版でボロニアを演じたショーン・ビーンといえば『ゲーム・オブ・スローンズ』のネッド・スターク役でもおなじみ。さらに同シリーズとドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング』がともに壮大なファンタジー・アクションドラマであることから、両作は比較されることが多いようだ。
ドラマ版については、昨年12月にシンシア・アダイ=ロビンソン(『ARROW/アロー』)やキップ・チャップマン(『トップ・オブ・ザ・レイク』)、サイモン・メレルズ(『ナイトフォール -悲運の騎士団-』)、ピーター・テイト(『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』)をはじめとする総勢20人の追加キャストが発表されていた。
『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン1は2022年9月2日(金)よりAmazon Prime Videoで独占配信。すでにシーズン2へ更新されている。(海外ドラマNAVI)
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『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(c)GIG/FAMOUS