Disney+(ディズニープラス)の新作マーベルドラマ『ワンダヴィジョン』に、原作コミックスで紹介されていたワンダの巨大なパワーを意味する言葉が、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で初めて登場した。米Comicbook.comが報じている。(※本記事は『ワンダヴィジョン』のネタばれを含みますのでご注意ください)
ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)がスカーレット・ウィッチへと変貌を遂げる姿が克明に描かれる『ワンダヴィジョン』。
シーズン1の第4話「番組を中断します」では、マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズでダーシー・ルイスを演じたカット・デニングスがMCUにカムバックした。今や大学を卒業して博士となったダーシーは、ジミー・ウーFBI捜査官(『アントマン&ワスプ』のランドール・パークが続投)に協力している。
ダーシーは、ワンダが『インフィニティ・ウォー』で死んだはずのヴィジョンと一緒に、シットコムばりの架空の新婚生活を送る"ウエストビュー"という町のことを"The Hex(ヘックス)"と呼んだ。コミックスではワンダが幻想を生み出す巨大なパワーのことを"ヘックス"と称されている。
映画シリーズでは、自分の力を十分に扱いきれていなかったワンダだが、本作ではその力が強大になりつつあり、明らかに彼女がスカーレット・ウィッチへ変貌しつつあるのがわかるのではないだろうか。
以前にマーベルのケヴィン・ファイギが、『ワンダヴィジョン』のコンセプトについて次のようにコメントしている。「このシリーズはワンダができること、そしてヴィジョンを彼たる者にしている要素といった、二人の物語を伝える機会なのです。そして一番重要なのは、MCUで言及されたかどうかわからない名前(ヘックスのことだと思われる)を明らかにすることです。私たちは、この点を間違いなく番組の鍵だと見なしていて、それは実際にワンダがスカーレット・ウィッチだということを意味しているのです」と述べ、いかに"ヘックス"という言葉が重要であるかを強調していた。
なお、ワンダ・マキシモフを演じるエリザベス・オルセンは、映画『ドクター・ストレンジ』の続編『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』に同役で続投。『ワンダビジョン』は続編映画の橋渡しになる。
『ワンダヴィジョン』は、Disney+(ディズニープラス)で毎週金曜に新エピソードが配信中。(海外ドラマNAVI)
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『ワンダヴィジョン』© 2021 Marvel