Netflixによる仏ドラマシリーズ『Lupin／ルパン』に、英作家アーサー・コナン・ドイルによる犯罪小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの主人公を登場させる話し合いが行われていると、クリエイターが明かした。英Digital Spyが報じている。
『Lupin』の主人公は、仏作家モーリス・ルブランによる小説「怪盗紳士ルパン」シリーズの主人公アルセーヌ・ルパンにインスパイアされたキャラクター、アサン・ディオプ。父親を陥れた裕福な一家への復讐に乗り出したアサンが周到に計画を練り、実行に移していく姿がスリリングに描かれる。
なんでも、ルパンとシャーロックの繋がりは100年以上前にさかのぼり、ルブランが執筆した1906年の小説「Sherlock Holmes Arrives Too Late」には、タイトルにあるようにシャーロック・ホームズが登場していたのだという。ところが、後にドイルがホームズの名前の使用について著作権の侵害を訴え、ルブランは皮肉るかのようにキャラクター名を"ハーロック・ショルムズ"に変更したそうだ。
『Lupin』で共同クリエイターを務めるジョージ・ケイが、シリーズにホームズを登場させるために、いかに著作権などに対処しようと努めているかを語った。「著作権については祈るのみという感じなんだ！ 満足のいくシャレや言葉遊びじゃないけど、その背後にある姿勢は気に入っているよ。正直なところ、『Lupin』にホームズを登場させる話し合いを行っている。その点に関してはいくつかアイデアを練っていて、その試みに関心を持っているんだ。シリーズで明らかだが、アルセーヌ・ルパンのファンとシャーロック・ホームズのファンは競い合っている。それをメタ・レベルまで引き上げて楽しめたら本当にクールだよね。僕たちは、その点について話し合っていないわけじゃない」とルパンとシャーロックのクロスオーバーを真剣に考えていると明かした。
『Lupin』では、『最強のふたり』や『ジュラシック・ワールド』などに出演し、ハリウッドでも活躍するオマール・シーがアサン役で主演。すでに本シリーズは今夏にパート2としてカムバックが決定している。
LUPIN: PART 2 | SUMMER 2021 pic.twitter.com/BzMHnjo7Fb
— Strong Black Lead (@strongblacklead) January 28, 2021
果たして、シャーロックの登場が実現するのか―、続報を待ちたい。『Lupin／ルパン』はNetflixにて配信中。（海外ドラマNAVI）
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Netflix『Lupin／ルパン』
