米CBSの長寿犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』でリロイ・ギブスを演じるマーク・ハーモン。20年近く演じてきているギブスと自身との共通点を語った。米Looperが報じている。
マークは、ギブス役を引き受けたときに、自分には大きな責任があるとわかっていたという。そしてユーモアがありつつも欠点のあるキャラクターに親近感を覚えたこともギブスを演じたかった理由の一つだと述べた。
米Showbiz CheatSheetによると、米CBSにギブス役のことについてこう話している。「キャラクターとこの作品にはユーモアがあったので、惹かれたんだ。そこが私との相違点だった。私はギブスというキャラクターをとても気に入っている。彼の欠点にもとても惹かれるからね。ギブスにはたくさんの欠点があるんだ。本当によく頑張ってやっていることもあれば、全然ダメなこともある」
マークは2014年にラリー・キングに自分のキャラクターについて、「ギブスは複雑だから、演じるのが楽しい。ギブスの裏の部分が何よりも好きだとこれまでも言ってた。彼の欠点が好きなんだ。彼の過去は暗いからね」とも語っていた。
そんなギブスというキャラクターには演じるマークとの意外な共通点がある。米CelebAnswersによると、マーク自身は軍隊に入ったことはないが、実の父であるトム・ハーモンは、ギブスの父、ジャクソン・ギブス(ラルフ・ウェイト)と同じ、第二次世界大戦中のアメリカ陸軍空軍のパイロットだったという。マークは、退役軍人の息子として育てられたと語っているが、その経験がマークのタフな性格を形成したと言っても過言ではないだろう。
以前、マークは父親について、「父は僕を厳しく育ててくれた。いかなることと戦うべきだと教えられ、何かを得るための唯一の方法は、自分の持っているすべてのものを使って得ることだと教えられた」という教育方針で育ったことを話している。
またマークは、若い頃から大工仕事に興味を持っており、そこがギブスとの共通点のようだ。ギブスのボート製作のプロジェクトに焦点を当てたシーンでは、ギブスが大工仕事が好きなことも描かれている。2006年のSunset誌のインタビューで、マークは父親から大工仕事を教わって育ったことを明かしている。
「週末には父の仕事場に出入りしていた。その後、俳優として駆け出しの頃は、お金を稼ぐために屋根葺き職人や骨組み職人をやっていたよ。でも、本当に楽しかったのは仕上げの仕事だった。長く使えるものがいいよね。ちゃんとやれば、自分の寿命よりもずっと長く使えるから」
『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』は、シーズン18が本国アメリカで放送中。(海外ドラマNAVI)
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『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン15
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