ディーン・ノリス『ビッグバン』クリエイターの新作コメディは『ブレイキング・バッド』と全然違う

大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』で、主人公ウォルター・ホワイトの義弟で麻薬捜査官のハンク・シュレイダーを演じたディーン・ノリス。現在本国では、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のクリエイターであるチャック・ロリーが手掛ける米CBSの新作コメディドラマに出演している彼だが、『ブレイキング・バッド』との違いを語った。米NY Postが報じている。

ディーンが出演しているのは『United States of Al(原題)』(以下『Al』)というタイトルのコメディ。米オハイオ州で民間人として暮らすことに馴染めないでいる若き海軍退役軍人のライリーと、アフガニスタンでライリーと一緒に従軍した通訳で親友となったアルことアワルミールの友情が描かれる。ディーンは、ライリーとアル、そして娘リジーと同居している父親アートを演じている。


ディーンは、本作に出演した経緯を以下のように話した。「チャック(・ロリー)は『ブレイキング・バッド』の大ファンだったので、『ビッグバン★セオリー』の6エピソードにわたって私を軍人役で出演させてくれたんだ。また、6月にファイナルシーズンとなるTNTの犯罪ブラックコメディ『Claws(原題)』にも出演しているんだけど、両作品ともワーナー・ブラザースの番組なんだ。だから、『Claws』の終了が発表された2週間ほどの間に「チャックが新作について話したいと言っている」という電話があったんだよ。そして台本が送られてきて、自分にもできそうだし、気に入ったのでチャックと会って、それで出演を決めたんだ」

インディアナ州出身で、ハーバード大学とロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アート卒という高学歴であるディーンは、アートという役についてはこう語る。「アートは、アメリカ中西部の中年男性だ。確固たる信念もなく政治的でもなく、人種差別的でもない、流行に左右されない中西部の男だ。彼は労働者階級の堅物で、世の中で自分の道を切り開こうとしており、子どもたちと向き合っているんだ」

『ブレイキング・バッド』のハンクとは正反対のようなキャラクターだが、シットコムでの演技は興味深い経験だったそう。「ドラマとはまったく演じ方が違うんだ。シットコムはとても魅力的で特殊なものだと感じている。笑えるか笑えないかの違いはギリギリの絶妙なところで、スポーツのようなもの。だけど、フットボールとバスケットボールのように全く異なるんだ。幸運なことに、私はシットコムの王様(ロリー)と一緒に仕事をすることができた。とてもいい環境だね。余談だけど、チャックはリハーサルや収録に来ると、最高な笑い方をするんだ。だからチャックが笑うと、"あぁ、よかった"と思うんだ」

『United States of Al(原題)』は米CBSにて毎週木曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)

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