ファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』（以下『GOT』）のスピンオフでターガリエン一族の物語を描く『House of the Dragon（原題）』が製作中であることは度々お伝えしているが、ロマンスドラマ『アウトランダー』や映画『ホビット』シリーズに出演するある俳優が"こっそり"キャスティングされていたことを告白した。米TV Lineが報じている。
その俳優とは、『アウトランダー』のバック・マッケンジー役や『ホビット』シリーズのドワーリン役で知られるグレアム・マクタヴィッシュ。米HBOは彼の出演について正式なコメントは出していないが、グレアムは撮影現場で衣装を着ているところを目撃されたと報じられている。
グレアムは自身が出演する旅番組『Men in Kilts（原題）』のプロモーションのために行われたファッション誌「Stylist」のインタビューで『House of the Dragon』について以下のようにコメントした。
「本当に楽しんでいるよ。まだ始まったばかりだけどね。とても大きなプロジェクトだから、お互いのことを理解しようとしている最中だ。みんな素敵な人々だよ。素晴らしいことだけど、あまり多くを語れないんだ。ストーリーについては、本当に何も言えない。でも、たくさんのドラゴンはでてくるよ」
期待が高まっているこの新作でグレアムがどのような役を演じるかは、わかっていない。また『アウトランダー」の共演者でもあり、『Men in Kilts』でもタッグを組むサム・ヒューアンもこのインタビューに同席しており、「僕も出る？」と冗談を言っていた。するとグレアムは、「今のところはないね。でもずっと待っているよ。"サムはどこにいるの？"って言わないといけないからね。そう言うのは私の契約の中に常に入っているんだ」と、仲良しの二人ならではの回答をした。
実は、サムにはおもしろい裏話がある。『アウトランダー』の主役を射止める前に、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオーディションを7回受けて落ちていたことを明かしていたのだ。2014年のVultureのインタビューで、「レンリー・バラシオンやロラス・タイレル、ナイツウォッチのメンバーのオーディションを受けたんだよ。そして、いつもあと少しのところまで行っていたんだ。僕は"みんな、僕に剣をください！"と言っていたよ。でもみんながその役を狙っていたんだ」と話していた。
『House of the Dragon』は、原作者のマーティンとライアン・J・コンダル（『COLONY／コロニー』）が製作総指揮を務める。現時点で判明している出演者は、マット・スミス（『ドクター・フー』）、パディ・コンシダイン（『アウトサイダー』）、オリヴィア・クック（『ベイツ・モーテル』）、エマ・ダーシー（『トゥルース・シーカーズ 〜俺たち、パラノーマル解決隊〜』）、ソノヤ・ミズノ（『ラ・ラ・ランド』）、リス・エヴァンス（『スノーデン』）、スティーブ・トゥーサン（『パイン・ギャップ －諜報機関実録－』）、ファビアン・フランケル（『ザ・サーペント』）、イヴ・ベスト（『ナース・ジャッキー』）ら。
『House of the Dragon』は本国にて2022年に放送開始予定。（海外ドラマNAVI）
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