『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』などで知られるティム・バートン監督が手がける『アダムス・ファミリー』のスピンオフドラマの製作決定は以前お伝えしたとおり。Netflixオリジナルとなる本作で、主人公のウェンズデーを演じる俳優が決まった。米TV Lineらが報じている。
『アダムス・ファミリー』は1930年代にチャールズ・アダムスが生み出し、TVシリーズやアニメシリーズが作られ、1991年に製作された実写版長編映画が大ヒット。丘の上にたたずむ洋館に暮らす、アダムス・ファミリーが繰り広げる騒動が描かれるホラー・コメディ。
Tim Burton is bringing Wednesday Addams to Netflix in a live-action coming-of-age series!
Burton will also make his TV directorial debut on the sleuthing, supernaturally infused mystery that follows Wednesday as a student at Nevermore Academy pic.twitter.com/8ei3wIUrxq
— Netflix (@netflix) February 17, 2021
『Wednesday(原題)』とアダムス家長女の名前が付けられたタイトルの本作で、見事主人公役を射止めたのは、サスペンスドラマ『YOU ―君がすべてー』シーズン2のエリー役やディズニーアニメ『アバローのプリンセス エレナ』シリーズでイザベルの声を担当しているジェナ・オルテガだ。
全8話の本作では、ネバーモア・アカデミーの学生であるウェンズデー・アダムスによる超常現象ありの推理ミステリーとなる。ウェンズデーは自分の超能力をマスターするためアカデミーで学んでおり、地元の町を恐怖に陥れた凶悪な殺人事件を阻止し、25年前に彼女の両親を巻き込んで起きた超常的な謎を解き明かそうとする。またその一方で、ネバーモアでの新たな人間関係が複雑に絡み合っていく――、と公式ログラインに記載されている。
バートンは、このプロジェクトでドラマ監督デビューを果たし、『ヤング・スーパーマン』や『バッドランド ~最強の戦士~』のクリエイターで知られるアルフレッド・ガフとマイルズ・ミラーの二人が脚本と製作総指揮を手がける。
『アダムス・ファミリー』の一人娘であるウェンズデーは、これまで数多くの女優が演じてきた。1977年オリジナル版のリサ・ローリング(『コング/怒りの処刑』)、1991年の映画と1993年の続編ではクリスティナ・リッチ(『スリーピー・ホロウ』)がこの無愛想なキャクターを演じ、さらに2009年には、クリスタ・ロドリゲス(『デイブレイク ~世界が終わったその先で~』)がブロードウェイミュージカル版で演じていた。
ジェナは、米CWの『ジェーン・ザ・ヴァージン』で若き日のジーナ・ロドリゲス扮するジェーンを演じたり、ディズニー・チャンネルの『ハーレーはド真ん中』に出演するなど活躍の場を広げている。(海外ドラマNAVI)
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