米Paramount+(元CBS All Access)の人気ドラマ『スター・トレック:ディスカバリー』と『スター・トレック:ピカード』でクリエイターを務めるアレックス・カーツマンが、シリーズでミュージカルエピソードを製作したいと展望を語った。
『スター・トレック』の公式ポッドキャスト番組「The Pod Directive」にゲスト出演したカーツマンが、シリーズでミュージカルエピソードを製作するアイデアを諦めていないと明かした。そして、『ディスカバリー』のキャラクターが登場するオムニバス形式の『スター・トレック ショートトレック』が、その変わったスタイルの実現に最も適していると思うとも述べている。
「もしミュージカルをやるなら、『バフィー ~恋する十字架~』の「ワンス モア ウィズ フィーリング」(シーズン6第7話)と同じくらい素晴らしくなくてはいけない。ミュージカルを必要とするコンセプトは欠かせないし、突然キャラクターが歌い出すために、本当に納得がいく理由を考え出さなくてはいけない。まだ本格的に考えてはいないけど、それが実現できたら最高に幸せを感じるだろうね。そのエピソードを死ぬほど観たいよ」とコメント。
今のところは、実現できそうな具体的なコンセプトやアイデアはないというが、カーツマンは『スター・トレック』シリーズにミュージカルの才能があるキャストを起用し続けている。例えば、『ディスカバリー』でポール・スタメッツを演じるアンソニー・ラップはブロードウェイ・ミュージカル「RENT(レント)」のオリジナルキャストだった。また、『ピカード』でダージ&ソージ・アーシャ役で出演したイサ・ブリオネスはアルバムをリリースしたことがあり、シーズン1では「Blue Skies」を歌って素晴らしい歌声を披露している。
カーツマンがミュージカルについて言及したのは初めてではなく、以前のインタビューでは、そのエピソードをモノクロ映像で製作したいとも述べていた。なお、カーツマンがミュージカルエピソードに適していると挙げていた『スター・トレック ショートトレック』の新シーズンが製作される可能性については現時点では不明だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:
Netflix『スター・トレック:ディスカバリー』