マーベル映画『アイアンマン』や『アベンジャーズ』シリーズのロバート・ダウニー・Jrが、米HBOとA24が製作する新作ドラマ『The Sympathizer(原題)』に出演する。米Deadlineが報じている。
『The Sympathizer』概要
ロバートが出演することになったのは、2015年に出版され、ピューリッツァー賞を受賞した小説「シンパサイザー」のドラマ版。ベトナム系アメリカ人の教授ヴィエット・タン・ウェンが執筆した文芸スパイ小説で、ベトナム戦争末期を舞台に、ベトナム人とフランス人のハーフで共産主義のスパイがアメリカへ亡命し、様々な葛藤を抱えた彼の人生が描かれる。ピューリッツァー賞の他に、エドガー賞最優秀新人賞など6冠に輝いた傑作だ。
ファーストルックが到着!
現地時間1月12日(木)に報じられた撮影現場の写真では、カールしたオレンジ色のウィッグをかぶり、かなり老けて見えるようなメイクを施し、別人のような姿を見せている。
Robert Downey Jr. spotted looking unrecognizable as balding redhead https://t.co/0jOiE7eD3y pic.twitter.com/b4b7HgfTkx
— New York Post (@nypost) January 12, 2023
本作でロバートは、ハリウッドの監督、下院議員、CIA工作員など複数の役を演じるようだ。
キャスト&スタッフ
ロバートのほかに、サンドラ・オー(『キリング・イヴ』『グレイズ・アナトミー』)、キュウ・チン(『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』)らが出演。
映画『オールド・ボーイ』で監督・脚本を務め、『スノーピアサー』のドラマ版と映画版で製作を務めるパク・チャヌクがドン・マッケラー(『ブラインドネス』)とショーランナーを務め、メガホンも執る。ロバートは妻のスーザン・ダウニー、チャヌクとマッケラー、アマンダ・バーレル(『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』)と共に製作総指揮も兼任する。
ロバートは、HBOのリブート版『ペリー・メイスン』やNetflixのファンタジー・アドベンチャードラマ『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』で製作総指揮を務めているが、実写のドラマシリーズに出演するのは、1997年から5シーズンにわたって放送されたリーガルドラマ『アリー・myラブ』以来となる。同作では弁護士ラリー・ポールを演じていた。
久々にドラマシリーズにカムバックするロバートは、「ウェン氏の傑作小説を脚色するにはビジョンを持ったチームが必要です。パク監督が指揮を執るこの作品はスーザンと私、チーム・ダウニーにとってクリエイティブな製作アドベンチャーとなり、この複雑な脇役を演じる自分にとっても刺激的なプロセスになると期待しています」と意気込みを語った。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:
ロバート・ダウニー・Jr ©James Warren/Famous