映画『シャーロック・ホームズ』HBO Maxスピンオフがロバート・ダウニー・Jrプロデュースで企画中

米HBO Maxが映画『シャーロック・ホームズ』のTVユニバース拡大を狙っていると米Deadlineが伝えている。

2009年に本国で公開されたロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウ主演の『シャーロック・ホームズ』。そのスピンオフシリーズ2作がHBO Maxで企画初期段階にあるという。製作総指揮はチーム・ダウニーことロバートと妻スーザン、アマンダ・バーレル(『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』)に加えて、『シャーロック・ホームズ』と続編『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』を手掛けたライオネル・ウィグラムも名を連ねる。

このスピンオフ作品の主な登場人物は、シャーロック・ホームズやジョン・H・ワトスンといった既に登場したキャラクターではなく、新たなキャラクターになるとのこと。キャラクターやキャストなど詳細は明かされていないが、映画第3弾に登場するキャラクターの可能性もあるという。その映画第3弾というのは、当初2020年12月リリースを予定していたが、2021年12月に延期に。さらに新型コロナウイルスの影響を受けて延期され、現在も公開予定日は更新されていない。スピンオフシリーズの解禁日は、この映画第3弾の予定次第かもしれない。

これまでに何度もシリーズ化されてきたシャーロック・ホームズ。ベネディクト・カンバーバッチの名を世に知らしめた英BBCの『SHERLOCK シャーロック』や、ジョニー・リー・ミラーとルーシー・リューの『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』、Netflixの『ベイカー街探偵団』やHBO AsiaとHulu Japan共同製作の『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』など、それぞれに新たな舞台やキャラクター設定が用意され、時代を超えて愛されるシャーロック・ホームズの魅力をアップデートしてきた。

HBOの『ペリー・メイスン』、Netflixの『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』に続き、TVシリーズの製作総指揮を務めるダウニー夫妻が不動の人気を誇るシャーロック・ホームズをどのような形で新たに描き出すのか、期待して待ちたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ロバート・ダウニー・Jr©Steve Bisgrove/FAMOUS