長寿ドラマ『ドクター・フー』で愛されるロボット犬K9の声を長年担当した英国俳優ジョン・リーソンが11月1日(日)、83歳で永遠の眠りについた。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。
-

『ドクター・フー』92歳ドクターがターディスに舞い戻る!
1963年より英BBCで放送されてきた長寿ドラマ『ドクター・ …
「K9の声はジョン以外に考えられませんでした」
彼の息子がFacebookで訃報を伝えた投稿には、夏に病気を患ったものの、穏やかな最期だったと説明されていた。また、ウィリアム・シェイクスピアによる「ハムレット」からの引用、「おやすみ、いとしい王子よ。天使の歌声が汝を安らぎへと導かんことを!」という一節も添えられている。
『SFTVブレイクス7』『虚栄の市』などのドラマに端役で出演することもあったジョンだが、彼の仕事の中で最もよく知られるのはやはり『ドクター・フー』の犬型コンパニオン、K9の声優だろう。
彼が最初にK9の声を担当したのは、トム・ベイカーが4代目ドクターを務めていた1977年。その後、5代目ドクターのピーター・デイヴィソンが主演を務めた1983年、30周年記念特番が放送された1993年、そしてデヴィッド・テナントが10代目ドクターだった2006年と2008年にも同役を再演していた。また、K9を主役にしたTV映画や実写ドラマ、ポッドキャスト番組などでも同役の声を当て続けた。
そのほかにも声の仕事は多く、最近ではシャーロック・ホームズの世界をテーマにしたポッドキャストによるオーディオドラマ『Sir Sherlock(原題)』シリーズでワトソン役を担当。相棒のホームズを演じるのは4代目ドクターのトム・ベイカーと、『ドクター・フー』リユニオンが実現していた。
ジョンの訃報を受けて、『ドクター・フー』のショーランナーだったラッセル・T・デイヴィースが追悼。自身のInstagramにジョンとK9が写った写真を投稿し、K9の台詞も引用しながら、次のように故人との思い出を振り返った。
「ジョン・リーソンは、(『ドクター・フー』の)K9の声を演じた人物であり、実に素晴らしい俳優でした。2006年にK9を再登場させた時、その声を担当してもらうのはジョン以外に考えられませんでした。ほかの誰かが演じるなんて、想像もできなかったのです。本当に見事な演技でした。なんというキャラクターでしょう。気取った犬で、偉そうで、高慢で、皮肉屋。それでいてどこか無邪気なところもあって、とにかく面白い。“最大防御モード!”彼は本当に素晴らしかった」
「子どもたちが真似できるよう、声の調子も完璧に作り上げていました。これは簡単なことではありません。並大抵ではない演技力が必要なのです。そして彼は、なんと、驚くことに60年もの長きにわたって、あのキャラクターに心を込めて取り組み続けてくれました! 時折、彼の方から電話をかけてきて、あれこれ話をしたものです。固定電話でね。懐かしい時代でした。一度など、出演料が支払われていなかった時があったのですが、穏やかな、寛大な態度で接してくれたのです。まさに紳士でした。彼を失ったことは大きな悲しみです。ご家族、ご友人の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます」
「おやすみなさい、サー。“了解!”」
『ドクター・フー』シーズン1~2(通算シーズン14~15)はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)






