大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章では過去シーズンにも増して多くのキャラクターが命を落とし、シリーズフィナーレは多くの人に衝撃を与えた。キャストの一人、エミリア・クラークもまだショックを引きずっている。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』のラストを“デナーリス”が語る
大ヒット大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』が先日ついに完結した。それを受けて、デナーリス・ターガリエン役のエミリア・クラークが物議を呼んだラストも含めて振り返っている。本作がずっと記憶に残り続ける理由、そして迫力たっぷりのスピーチに隠された苦悩などについても語ってくれた、米Varietyのインタビューをお届け…
「あの生意気なクソ野郎に刺されるの」
ジョージ・R・R・マーティンの小説をもとに、米HBOで2011年から2019年まで放送された『ゲーム・オブ・スローンズ』。エミリアは主要キャラクターの一人、“ドラゴンの母”デナーリス・ターガリエンを演じていたが、彼女の結末について今でも思うところがあるという。
エミリアは先日米Varietyとのインタビューに応じ、『ゲーム・オブ・スローンズ』終了から7年が経った今でも、自分のキャラクターが血なまぐさい最期を迎えたことに複雑な思いを抱いていると語った。
俳優が過去に言った台詞がどの作品のものかを覚えているかという企画の中で、彼女は『ゲーム・オブ・スローンズ』の自身のラストシーンに言及。その場面では、デナーリスがキット・ハリントン演じるジョン・スノウに向かって最後にこう語る。「私たちでともに車輪(支配の循環)を壊すのよ」
その場面を振り返りながら、エミリアは冗談めかして「こう言った直後、あの生意気なクソ野郎に刺されるのよ」と語った。「本当に信じられなかった。すごく腹が立ったわ(笑) 文字通り激怒してた。デナーリスの行動をめぐる論争とは別に、彼に殺されたこと自体が本当にショックだったの。ちょっと失礼じゃない? 私はあの男にすべてを捧げたのよ。彼のために、私たちのために、街を焼き尽くしたんだから」と、デナーリスになりきって怒りをにじませた。
そして冗談交じりにこう付け加えた。「もちろん、もう吹っ切れてるわよ。本当よ。信じられないくらいにね。…激怒してたけど」

同じインタビューの中でエミリアは、最終章の脚本を初めて読み、デナーリスの運命を知った瞬間のことも振り返った。
「休暇から帰ってきて携帯電話の電源を入れたら、ピコンって鳴って、脚本が届いてたの。家に帰って座って、いつも通り最初から最後まで全部読んだ。そして読み終わった後、呆然としたまま家を出ていたの。鍵も携帯電話も何も持たないままでね。ただ何時間も歩き続けて、そのシーズンで自分がやらなければならないことを理解しようとしていた」
その体験について「本当に強烈だった」と振り返る彼女は、それがほかの作品の終了時とはまったく異なる感覚だったと明言する。「どんな作品でも撮影が終わると少し感傷的になるものよ。でもあの時は、“自分に何が起きているのか分からない”というレベルで泣いていた。この作品は私の人生にとって本当に大きな存在だったし、俳優としてのキャリアへの入り口でもあった。それが終わって、その後にコロナ禍が来て…。“実存的危機よ、いらっしゃい”って感じだったわ」
「あれが何だったのか理解するまで、何年もかかった。あの経験が何を意味していたのか理解するのにも何年もかかったの。ただ、私に会う人たちは、『ゲーム・オブ・スローンズ』を観た人と観ていない人が半々くらい。だから、ただ作品に参加できたことに感謝してる。でも正直なところ、今でも完全には理解しきれていない気がするの」
そして、デナーリスというキャラクターについては、「彼女には感謝してる。本当にたくさんのことを教えてくれたから」と述べた。
『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズンはU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)





