20年以上続く人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』には、いくつもの感動的なシーンがあるが、その一つはある出演者にとって悔いが残るものとなった。
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『グレイズ・アナトミー』エリック・デインが53歳で死去
『グレイズ・アナトミー』のマーク・スローン役や『ザ・ラストシ …
コロナ禍ゆえの隔離期間がネックに
本国アメリカで2021年に放送されたシーズン17第10話「生命の息吹」には、新型コロナウイルスに感染したメレディスが生死の境をさまよう中、亡くなった大事な人たち――マークやレクシーに美しい浜辺で再会するシーンがある。
マークとレクシーはシーズン8終盤、マークが彼女に残りの人生をともに過ごしたいと伝えた直後、飛行機事故に巻き込まれる。事故に遭って致命傷を負った二人は手をつなぎ、築けたかもしれない未来を思い描きながら息を引き取っていた。
シーズン17の浜辺で再会した際、メレディスが「あなたたち、あの世で一緒になれたの?」と尋ねると、マークは「君の浜辺では、そう見えるみたいだね」と答える。この時、画面上ではメレディスとマークとレクシーの3人が同じ浜辺にいるように見えるが、実際にはレクシー役のカイラー・リーは共演者たちから何マイルも離れた場所で撮影していた。



その理由について、カイラーは米Pop Culture Brainのインタビューで次のように説明する。「あの撮影が行われたのはコロナ禍の真っ只中だったんです。当時、私はバンクーバーで『SUPERGIRL/スーパーガール』を撮影していました。もし(浜辺のシーンのために)ロサンゼルスに行って撮影したら、バンクーバーへ戻る際に2週間の隔離が必要になってしまうんです」
『SUPERGIRL』の撮影現場をしばらく離れた上に、隔離期間も過ごすほどの時間的余裕がなかったカイラーは、『グレイズ・アナトミー』復帰シーンをグリーンスクリーンの前で一人きりで撮影することになった。
夢のシーンでマーク役のエリック・デインと再会を果たしながらも、実際には一緒に撮影できなかったことを今でも「本当に残念に思っています」と明かすカイラー。「もし後悔していることが一つあるとしたら、それですね」
マーク役のエリックは今年2月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)により53歳の若さで亡くなった。彼の訃報を知った時のことをカイラーは、次のように回想する。新作ドラマ『The Way Home(原題)』のプロモーション活動の最中、「広報担当者から電話があって、“知らせておきたいことがあります。エリックが亡くなりました”と言われました。そのニュースは翌日には公になる予定だったと思います。私は“なんてこと…”という状態でした。どう受け止めればいいのか分からなかったんです」
その後、なんとかロサンゼルスでのプロモーション活動を終え、ナッシュビルへ戻る飛行機に乗っていた時、カイラーはエリックの死を実感するようになった。「突然、それが現実として押し寄せてきたんです。何度も席を立ってトイレへ行かなければなりませんでした。(トイレの中では)ただ泣き崩れていたんです」
そんなエリックとの思い出について尋ねられ、「思い出なら百万個だって挙げられます。彼は本当に素晴らしい人でした」と称えている。
『グレイズ・アナトミー』シーズン1~21はDisney+ (ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)






