世界中で大ヒットしたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)の新たなスピンオフ『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』(以下『ナイト』)は、1月19日(月)より、本国アメリカと同時に日本でも配信される。
本作は、『GOT』本編と比べるとスケールは小さいものの、非常に魅力的な作品に仕上がっている。米Hollywood Reporterが挙げるその理由を見ていこう。
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本家のような複雑な政治劇や大規模な戦闘はないが…
本家には7つの名家と複数の土地が登場したが、本作には一つの地点、そしてターガリエン家のメンバーと数人のバラシオン家のみが登場。ファンが期待するような悪名高い貴族たちはほとんど登場しない。しかし、こうした“縮小”によって、原作者ジョージ・R・R・マーティンが描く「大きければ大きいほど良い」という世界観を、より小さく、より賢く、より面白く、そしてより魅力的な形で見せる作品が生まれたのである。
本作は、『GOT』が合わなかった人向けの別バージョンというより、「リチャード・リンクレイター監督が『ゲーム・オブ・スローンズ』を撮ったらどうなるのか」と想像したことがある人にこそ刺さる作品と言えるだろう。
物語は、ゆったりとした空気感の中で展開する“仲間たちの物語”を描いたハングアウトコメディだ。原作が短編であるため、ドラマ版もその長さを忠実に再現し、全6話・1話40分以下というコンパクトな構成でテンポ良く物語が進む。本家シリーズのような複雑な政治劇や大規模な戦闘に埋もれることなく、物語に集中できる点も特徴だ。
マーティンと脚本家のアイラ・パーカーが脚色した本作は、基本的に二人のキャラクターを軸に進んでいく。
主人公サー・ダンカン(通称ダンク)を演じるのはピーター・クラフィ(『WRECK/レック』)。ダンクの従者であるエイゴン・ターガリエン(通称エッグ)役は、デクスター・ソル・アンセル(『ハンガー・ゲーム0』)が務める。ダンクは、高潔だが世間的な評価は高くないヘッジナイト、サー・アーラン(ダニー・ウェッブ)の従者だった人物。
物語冒頭、ダンクは自身にとって唯一の父親同然だったサー・アーランを埋葬する。彼に残されたのは、3頭の馬、ボロボロの盾、ブロードソード、そして一つの“嘘”かもしれないもの。それは、死の間際にサー・アーランがダンクを正式に騎士に叙した、という話である。目的を見失ったダンクは、やがてあるトーナメントの噂を耳にする。そこには、富を得るチャンスがあるという。
主演二人のケミストリーに注目
特に注目すべきは、ダンクとエッグを演じる主演二人の強いケミストリーである。批評家たちは、二人の関係性を自然で魅力的だと評価し、本作をハートフルな作品へと押し上げていると指摘している。
また、本家とは異なる爽やかなトーンも印象的だ。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のような壮大なスケールと競うのではなく、よりユーモラスで「気楽な仲間同士のコメディ」に近い雰囲気を持つ。軽やかな語り口ながらも、物語の核にはしっかりとエモーショナルな要素が据えられている。
キャラクター主導の物語展開も高く評価されている。高リスクな政治闘争ではなく、登場人物たちの個人的な旅路に焦点を当てたシンプルな構成と感情の変化が、批評家から好意的に受け取られているのだ。
『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』は2026年1月19日(月)12:00よりHBO Max on U-NEXTにて独占配信。『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズンと『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1~2はHBO Max on U-NEXTにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)





