ベストセラー小説「ジャック・リーチャー」シリーズをもとにしたAmazonのアクションドラマ『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』。原作者のリー・チャイルドがこのドラマ版がいかに「病みつき」かを語っている。
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作家にとってストリーミングのドラマ作品は魅力的
元陸軍の特別捜査官ジャック・リーチャーを主人公とする本作は、現在シーズン4が制作中の人気シリーズだが、このキャラクターの生みの親チャイルドは、ドラマ版の「絶え間なく続くノンストップのペース」と、一気見に値するストリーミング形式を称賛した。
「シーズン制のドラマが提供できる長編の語りを実現できる点が、非常に大きな魅力だった。原作において、リーチャーは可能な限り肉付けされた、丸みのあるキャラクターだ。光と影、動と静がある。原作ではそれが明白だが、短編形式の脚色では当然ながら圧縮され、多くのものが失われてしまう。しかし、我々にはすべてを見せる時間があり、それが本当に素晴らしいことの一つであり、また全てをより効果的にしている要素でもある」とチャイルドは説明している。
2022年に配信が開始された『ジャック・リーチャー』のシーズン1は、チャイルドの1997年のデビュー小説「キリング・フロア」を基にしており、それに続くシーズンは「消えた戦友」(2007年)と「宿敵」(2003年)から採用された。現在制作中のシーズン4は、「葬られた勲章」(2009年)に基づいている。
チャイルドは「私の持論だが、絶え間なくノンストップのペースだと、それはペースが全くないのと同じだ。必要なのは違いを見せることであり、静かな部分があるからこそアクションの部分がさらに効果的になる。そして、一つの物語に丸々1シーズンをかけることが、そのスリルであり醍醐味だった」と続けた。
さらに「小説家にとって、これは病みつきになると思う。ストリーミング作品が以前から存在していたなら、小説家は他の何も選ばなかったと断言できる。なぜなら、これは非常にうまく機能するからね」と述べている。
ドラマ版でアラン・リッチソンがこの役を引き継ぐ前は、トム・クルーズが映画版『アウトロー』(2012年)と『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(2016年)で主演を務めていた。
『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』シーズン1~3はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)






