米CBSで放送中の『NCIS ～ネイビー犯罪捜査班』シーズン23の最新エピソードで、二つの懐かしい話題が登場した。それは、かつてのチームメンバー、トニー（マイケル・ウェザリー）への言及と、マクギー（ショーン・マーレイ）のペンネームだ。
（※以下、『NCIS』シーズン23のネタバレが含まれます）
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『NCIS』シリーズ今後のクロスオーバーに期待
11月4日（火）に放送されたシーズン23第4話「Gone Girls（原題）」では、物語の序盤、タキシード姿でオフィスに現れたパーマー（ブライアン・ディーツェン）は、マクギー（ショーン・マーレイ）に、「トニーの机の隠し引き出しにあった靴墨のストック、まだ残ってない？」と尋ねる。マクギーはトニーがチームを去ってから彼の机を引き継いだのだ。
それに対して、「いや、人事部が何年も前に全部片付けたよ。ここにあるのはアレルギー薬と鼻スプレーだけ。トニーなら許さないだろうな」とマクギーは答える。
このトニーへの言及は、スピンオフ『NCIS：トニー＆ジヴァ』で、トニーとジヴァの結婚式のゲストリストにマクギーら『NCIS』メンバーの名前が登場した出来事に続くものだ。式自体はスクリーン上では描かれずに、本家メンバーが登場することもなかったが、シーズン1のラストで二人の関係は完全に修復されている。もしシリーズが更新されれば、さらなるクロスオーバーの可能性もありそうだ。
『トニー＆ジヴァ』のショーランナー、ジョン・マクナマラも前向きにこう語っている。「クロスオーバーはぜひやりたい。ショーランナーとしてもファンとしても、実現できたら最高だ。ただ問題は、うちの作品がヨーロッパで撮影されているのに対し、『NCIS』はロサンゼルスやニューオーリンズ、シドニー、ハワイなど世界各地に分かれていること。スケジュール調整は難しいけど、不可能ではない」
マクギーは作家としても活躍
一方、この最新話では捜査の途中でマクギーとトーレス（ウィルマー・バルデラマ）がブッククラブに出くわし、その中の一人がマクギーを見て「あなた、トム・E・ジェムシティでしょ？」と声をかけるシーンも登場。ところが、マクギーが「本にサインしましょうか」と申し出ると、「読んだことないので」と拒否されるという気まずい展開に。その後、ブッククラブが実はDV被害女性を逃がす秘密ネットワークだったことが判明し、マクギーは「だから彼女は僕の本を読まなかったのか」と納得する。
この展開は、ショーンがシーズン開始時に予告していた。「マクギーは作家でもあり、“Deep Six”シリーズを書いている。物語の登場人物は周囲の仲間をモデルにしていて、今後その小説の世界を掘り下げるとても面白いエピソードもあるんだ。マクギーが創作したキャラクターたちに実際に会い、彼らに助言を求める姿が描かれる。かなりユニークな回になるよ」と語っている。
『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』シーズン1～21はHuluにて配信中。『NCIS：トニー＆ジヴァ』シーズン1（全10話）はParamount+（パラプラ）にて独占配信中。（海外ドラマNAVI）
