世界中で大ヒットの長寿ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の初代リーダー、リロイ・ジェスロ・ギブスの若かりし日を描いた前日譚ドラマ『NCIS:オリジンズ』は、本国でシーズン2がスタートしたばかり。『NCIS』シリーズにはスピンオフが数多くあるが、その中でもこの『オリジンズ』が今、最高のシリーズだと言えると米Screenrantが紹介している。
(以下、ネタバレが含まれます)
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『NCIS:オリジンズ』シーズン2は「より軽いトーンに」ショーランナーが語る
大ヒットドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の前日譚ドラ …
『NCIS』の正史を覆す可能性?
シーズン1ラストでは、ララ(マリエル・モリーノ)が交通事故に巻き込まれ命が危険にさらされるという衝撃的な展開が描かれていた。アメリカで10月14日(火)に放送されたシーズン2第1話では、ララが事故を生き延びていたことが明らかになり、多くの視聴者が安堵した。
本家シリーズでギブスを演じるマーク・ハーモンが、かつて「このシリーズの真の主役は“彼女”だ」と語っていたことからも、わずか1シーズンでララが退場するとは考えにくかった。そのため、このシーズン2の展開は驚きというより、むしろ納得ともいえる。
『オリジンズ』では、若き日のギブス(オースティン・ストウェル)とララの絆が深まっていく過程に焦点が当てられてきた。彼女の生存が意味するものは、ギブスの人生、そして『NCIS:オリジンズ』そのものの未来を大きく左右することになる。
しかし、ギブスはダイアン(キャスリーン・ケニー)との関係を築き始め、本家『NCIS』では彼女と結婚することが知られている。この事実が、ギブスとララの関係に新たな緊張をもたらす。もし二人のロマンスが続くなら、『NCIS』の正史を覆す可能性すらあるのかもしれない。ギブスとララが愛を貫くのか、それとも本来の“正史”を守るのか、その行方に注目が集まっている。
「結ばれるのか、結ばれないのか」という王道の構図に、巧みなひねりを加えたこの展開は、ファンを惹きつけてやまない。シーズン2で明かされたララの真実は、まさに『NCIS:オリジンズ』が今もっとも注目を集める理由である。
当初はギブスを中心に描かれる物語とされていた本作。だが今では、ララをはじめとするチーム全員のそれぞれの物語がより深く豊かに広がっている。
『NCIS:オリジンズ』シーズン1はParamount+(パラプラ)にて配信中。(海外ドラマNAVI)