米NBCで今月8日(水)にシリーズ通算200話目を迎えた『シカゴ・メッド』。その記念すべきエピソードにオリジナルキャストの一人が姿を見せると以前お伝えしたが、さらにもう一人登場したことが分かった。米Deadlineが報じている。(※本記事は、シーズン11に関するネタバレを含みますのでご注意ください)
-
【ネタバレ】『シカゴ・メッド』降板したあのオリジナルキャストがシーズン11で復帰
アメリカNBCで放送中の大ヒット医療ドラマ『シカゴ・メッド』 …
“マンステッド”にふさわしいストーリー
通算200話目となるシーズン11第2話「A Game of Inches(原題)」には、ウィル・ハルステッド役のニック・ゲルファスが復帰すると8月に報じられていた。最初の8シーズンにレギュラーとして登場していたニックは、シーズン8最終話でシカゴを去り、愛するナタリー・マニングと合流していた。この度、そんなウィル役のニックに加えて、ナタリー役のトーレイ・デヴィートも戻ってくることが判明。ナタリー役のトーレイは一足早くシーズン7初回で病院を後にして以来、ニックが去るシーズン8最終話にカメオ出演しただけだった。ニックとトーレイは200話目だけでなく、複数のエピソードに出演するという。
「A Game of Inches」でのニックとナタリーは、もうすぐ二人にとっての第一子が生まれるということで幸せいっぱい。そんな中、ニックはナタリーの長男オーウェンとの絆を深めるために二人だけでシカゴを訪れ、NFLの試合を観戦しようとしていた。しかし、オーウェンが撃たれてしまい…。
ナタリー役のトーレイは復帰について次のように語る。「まるで実家に帰った感じだった。みんなと一緒にいられて、本当に素敵な時間だったわ。(自分が去った時から)時間が全然経っていないかのように感じられたのは予想外だった。(息子が撃たれたことで)ナタリーは再び『シカゴ・メッド』の中心に戻ることになる。プロットを聞いた時は、“まあ、当然そうなるわよね”と思った。ナタリーにはいつもトラウマもしくは感情的な問題といった何かしら大変なことが起きていたから、戻ってきて単に座ってキャンディを食べてる、なんて展開になるわけがないのよ(笑) きっと泣いてばかりになるわ」
ニックも“マンステッド”(ナタリーとウィルのカップリングに対する愛称)復活を喜んでいる。
「トーレイがこのストーリーに一緒に参加してくれると知り、復帰がいっそう特別でワクワクするものになった。彼女なしには成立しなかったし、ともに200話目を祝えたのは素晴らしいことだ。まるで離れていた期間なんてなかったかのように、お互いすぐにリズムを取り戻すことができたよ。最も心に残ったのは、ニックとナタリーが親になるというとても感情的なテーマに向き合っていた点。僕たち自身の私生活にも通じる部分があって、とてもラッキーだった。撮影現場でトーレイの娘と初めて会えたんだ! 本当に素晴らしかった。そういったものすべてが、僕たちの共演シーンに自然と影響を与えてくれた。ファンの皆は驚くだろうし、満足してくれるんじゃないかな」
トーレイは夫ジャレッド・ラパインの間に昨年11月、第一子となる娘が誕生していた。出産後しばらく演技の仕事を休んでいた彼女にとって、今回の『シカゴ・メッド』は約1年ぶりの仕事となる。
シリーズ当初を踏襲した内容に
ショーランナーのアレン・マクドナルドは、ナタリーとウィルをこのような形で再登場させた理由について、次のように説明する。
「ウィル・ハルステッド医師を呼び戻すとなれば、当然ナタリー・マニング医師も見たいというのがファン心理でしょう…。『シカゴ・メッド』の歴史の中で、彼らのラブストーリーが非常に深く絡み合ってきたのですから。最初から二人を呼び戻すつもりでしたが、今回は期待を少し裏切る演出をしてみたかったんです。ニックだけが戻ってきたと思わせておいて、最後のシーンでグッドウィンがナタリーに電話してオーウェンが撃たれたことを伝えるという形で驚かせることにしました」
マクドナルドは、200話目以降の展開についても紹介。その内容は、シリーズ当初と通じるものになると解説している。
「第3話では、オーウェンの命が危険に晒される中、ナタリーもシカゴに戻ってきて、感情的に非常につらい展開になります。ナタリーは“自分は呪われているのかも”と感じるようになるんです。彼女はオーウェンを妊娠していた時に夫のジェフを亡くしていて、今また次の子どもを妊娠中にオーウェンを失いそうになっているからです。パイロット版でナタリーがオーウェンを妊娠しており、シーズン1の間に出産したことを考えると、200話・201話でオーウェンに焦点を当てるのは自然な流れでした。まるで物語が一つに繋がったように感じられたのです」
トーレイは熱心なファンへメッセージを送っている。
「ファンの皆から、“マンステッドが恋しい”とか“今でも二人を応援している”とよく言われるの。ニックと一緒に取り組んだ今回のストーリーが初期からのファンに気に入ってもらえることを祈っているわ。ファンのために作ったと言えるストーリーよ。この番組を離れる際に最も残念だった点の一つは、ウィルとナタリーがきちんとした結末を迎えられなかったこと。ニックの卒業回に私が戻った時でさえ、あれだけ長く一緒にいた二人にふさわしい結末を用意できたとは思えなかった。でも今回は、ようやくファンの皆にも満足してもらえると思う。早く見てもらいたくてワクワクしてるわ。私たちが戻ってくることができたのは、ファンが“マンステッド”に深い思い入れを持ってくれていたからよ」
ちなみに、『シカゴ・メッド』200話到達を祝ってキャストがケーキカットする様子が、番組公式Instagramに投稿されていた。
『シカゴ・メッド』シーズン11は、米NBCにて毎週水曜日に放送中。シーズン1~9はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
『シカゴ』シリーズのひとつとして人気を誇る『シカゴ・メッド』 … 人気ドラマ『シカゴ・メッド』で小児科医のナタリー・マニングを … ヒットメイカーのディック・ウルフが手掛ける米CBSの人気ドラ …『シカゴ・メッド』シーズン11、ハルステッド医師が復帰する理由は?製作総指揮が明かす
『シカゴ・メッド』ナタリー役トーレイ・デヴィートが妊娠を発表
『シカゴ P.D.』キャスト、『FBI』新スピンオフに“異動”
参考元:米Deadline