「ジェイソン・ボーン」シリーズで知られる人気スパイ作家ロバート・ラドラムの小説「The Ambler Warning(原題)」がドラマ化されることが決定。『クルーエル・サマー』のジェシカ・ビールが主演&制作総指揮を務めることも明らかになった。
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記憶喪失のCIA女性捜査官が主人公
脚本・ショーランナーを務めるのは、Apple TV+『エコー3』や『Marvel ルーク・ケイジ』などに携わってきたジェイソン・ホーウィッチ。今回のドラマ版では、原作で男性だった主人公を女性に設定変更し、ジェシカがその役を演じる。
物語は、CIAのケースオフィサーであるエリカ・アンブラーが任務中に負傷し、記憶を失った状態で“世界で最も危険なスパイたちが収監される刑務所”に拘束されるところから始まる。彼女は自らの正体を取り戻すと同時に、アメリカ本土への致命的な攻撃を阻止するため、誰を信じるべきかを見極めながら真実を追う。
本作は、パラマウントTVスタジオ、ジェシカの制作会社アイアン・オーシャン、そして映画『ジェイソン・ボーン』シリーズを世界的ヒットに導いたキャプティベート・エンターテインメントが共同製作する。
ジェシカは共同声明で次のようにコメントしている。「パラマウントTVスタジオとパートナーシップを組めることにとてもワクワクしています。アイアン・オーシャンの理念に共感してくれる情熱的なチームと共に新しい作品を作れるのが楽しみ。『The Ambler Warning』は、その第一歩です」
2007年に設立されたアイアン・オーシャンは、「女性の声を届けること」をミッションに掲げており、これまでに『The Sinner -隠された理由-』や、ジェシカが出演する『ベター・シスター』などのヒット作を手がけてきた。また代表作として知られる『クルーエル・サマー』は現在シーズン3が進行中だ。
パラマウントTVスタジオの社長は次のように述べている。「ジェシカ・ビールが作る高品質で観客を惹きつけるシリーズをずっと尊敬してきました。アイアン・オーシャンをパラマウントに迎え入れ、第一弾として『The Ambler Warning』を発表できることを心から嬉しく思います」
パラマウントTVスタジオは現在、『タルサ・キング』『メイヤー・オブ・キングスタウン』『特殊作戦部隊:ライオネス』『ランドマン』などParamount+向けシリーズのほか、『Dexter: Resurrection(原題)』(Showtime)、『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』『アレックス・クロス ~狙われた刑事~』(Prime Video)、『エミリー、パリへ行く』(Netflix)など多様なプラットフォーム向け作品を展開している。
原作小説「The Ambler Warning」は、ラドラムが2001年に亡くなった時点で未完だった作品を、遺族の依頼で別の作家と編集者が完成させ、2005年に出版された。(海外ドラマNAVI)