アメリカNBCで放送中の大ヒット医療ドラマ『シカゴ・メッド』のシーズン8で降板していたオリジナルキャストがゲストとして復帰することがわかった。
以下、『シカゴ・メッド』シーズン8のネタバレを含みますのでご注意ください。
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物語を牽引したウィル・ハルステッド
今回、最新のシーズン11で復帰を果たすことがわかったのはウィル・ハルステッド医師役ののニック・ゲールフース。
ウィルは、『シカゴ P.D.』のジェイ・ハルステッド(ジェシー・リー・ソファー)の兄で、2015年に放送された『シカゴ P.D.』シーズン2でデビュー。のちに製作が決定した『シカゴ・メッド』にレギュラー出演したニックは、まさに『シカゴ』フランチャイズの屋台骨的な重要キャストだった。
シーズン8のラストでウィルは、シカゴ医療センターにおける数多くの変化を経て退職を決め、シーズン6のラストで病院を去っていた元婚約者で小児科医のナタリー・マニング(トーレイ・デヴィート)と再会を果たしていた。
今回の復帰で、ファンが最も期待しているのは、ウィルがシアトルでの新しい生活や家族との日々について、どんな話を聞かせてくれるのかということだろう。もしかすると、ナタリーとの結婚式はすでに済んでいるのかもしれない。
ウィルが病院に戻ってくる理由とは?
ウィルがシカゴ医療センターにどのように、そしてなぜ戻ってくるのかは、現時点では秘密にされている。
医師たちは専門分野に応じて、ほかの病院を訪れることも珍しくない。これまでスーダンでの医師活動や、ニューヨークでの形成外科医、そしてガフニーでの救急医と、様々な職歴を経験している。シーズン1では妊婦の手術に立ち会うエピソードもあったが、今回は不吉な展開にならないことを願うばかりだ。
復帰への伏線はすでに張られていた
ニックは2023年に番組を降板した際、その決断や将来的な復帰の可能性について、米Deadlineのインタビューに答えていた。
「復帰の可能性については、実際に話し合っていました。ウィルをどう降板させるかを考える上で、その点は重要な要素だったのです」と、ニックは明かしている。
「私はそうあってほしいと思っていましたが、もちろん脚本家たちが物語のために必要だと判断するなら、どんな結末でも受け入れるつもりでした。だからこそ、彼らが復帰の可能性を残してくれたことが本当に嬉しかったのです。彼らははっきりと戻りたいときはいつでも歓迎するよと言ってくれました。その言葉は心に響きました」と、ニックは語っていた。
ニックは『シカゴ・ファイア』や『シカゴ P.D.』とのクロスオーバーを含め、合計202話もの「One Chicago」作品に出演してきた。『シカゴ P.D.』では、ウィルの弟ジェイ・ハルステッド刑事をジェシー・リー・ソファーが演じていたが、奇しくもソファーもまた、ニックの降板から数ヶ月後に自身のシリーズからの卒業を発表している。なお、ジェシーはその後『シカゴ P.D.』に監督として復帰を果たしている。
今回のゲスト出演は、ニックにとって2023年の降板以来、NBCの大ヒット医療ドラマに戻ってくる初めての機会となる。
『シカゴ・メッド』シーズン11は米NBCにて10月1日より放送開始。日本ではシーズン1~9がHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline