BBCの人気SFドラマ『ドクター・フー』のショーランナーを務めるラッセル・T・デイヴィースが、シリーズ内で死を描写する際の「厳格なルール」を明かした。
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デイヴィースが譲れない表現のライン
Your Manchesterの取材に応じたデイヴィースは、共通して「血を一切描かない」という徹底したポリシーがあると語った。この「血を見せない」ルールを厳守している理由について、以下のように明かしている。
「私はそれについて非常に厳しいルールを設けていて、血を見せないようにしています。なぜなら、とても幼い子どもたちが見ているからです。レーザービームや死の描写、さまざまな種類の死はあっても、人から血が噴き出すようなことはありません。そういうものは他のテレビ番組でいくらでも見られますから」
しかしながら、デイヴィースは『ドクター・フー』を「子ども向け番組」とは考えていないとも強調する。彼は「子どもが見てもまったく安全ですが……これはファミリー向けの番組です」と付け加えた。この発言は、『ドクター・フー』が単なる児童番組ではなく、幅広い世代が楽しめるエンターテインメント作品であることを示唆している。
シリーズの未来は?謎に包まれた今後の計画
シリーズの今後についても、デイヴィースは同様に謎めいた態度を見せている。現在、シーズン3(シーズン16)の制作はまだ正式に発表されていない状況だ。以前、RadioTimes.comの取材に対し、彼自身も答えを待っていると語っていた。
しかし、BBCは「ドラマが棚上げされた」という一部報道を否定しており、「『ドクター・フー』が打ち切られたことはありません。これまでに述べた通り、シーズン3の制作決定はシーズン2の放送後に行われます」と声明を出している。
このBBCの声明は、シリーズの継続を示唆するものであり、ファンにとっては朗報といえるだろう。デイヴィースの厳格なポリシーと、今後の予測不能なストーリー展開が、これからも『ドクター・フー』の魅力をさらに深めていくことは間違いない。
『ドクター・フー』はDisney+(ディズニープラス)やPrime Videoで配信中。
(海外ドラマNAVI)