『デクスター』最新シリーズに『キル・ビル』ユマ・サーマンも参加!

先日撮影が始まった人気ドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』の新シリーズ『Dexter: Resurrection(原題)』に、新たなキャストが加わった。米Deadlineが伝えている。

役柄は元特殊部隊の凄腕ボディガード

『デクスター ~警察官は殺人鬼』の主人公は、普段マイアミメトロ警察の血痕専門鑑識官として働くものの、実は殺人衝動を抱える連続殺人鬼のデクスター・モーガン。警官だった義父はデクスターがその衝動を抑えられないと理解し、法の網を逃れた犯罪者たちをターゲットにするよう指導。そうやってデクスターは様々な凶悪犯罪者と対決することになる…という斬新なストーリーだ。

米Showtimeにて2006年から2013年まで8シーズンにわたって放送されたデクスターの物語は、2021年にミニシリーズの続編『デクスター:ニュー・ブラッド』として復活。その後、今回の新シリーズ『Dexter: Resurrection』として再度よみがえることに。今月17日(金)には、シリーズ当初からデクスターを演じるマイケル・C・ホールがSNSを通して撮影開始を報告していた。

そしてこの度、ユマ・サーマンがキャストに名を連ねることが明らかに。『パルプ・フィクション』『キル・ビル』シリーズというクエンティン・タランティーノ監督とのコラボで知られるユマが本作で演じるのは、ミステリアスな富豪レオン・プレイターの警備主任であり有能な右腕を務めるチャーリー。元特殊部隊の隊員である彼女は、過去にも多くの要人の警備を担当してきたキャラクターだという。『キル・ビル』シリーズで演じた凄腕の殺し屋を彷彿とさせそうだ。

デクスター役のマイケルとユマのほかには、本家に登場していたデクスターの義父ハリー・モーガン役のジェームズ・レマーとデクスターの同僚である殺人課刑事エンジェル・バティスタ役のデヴィッド・ザヤス、『~ニュー・ブラッド』に出てきたデクスターの息子ハリソン・モーガン役のジャック・アルコットもシリーズレギュラーを務める

2025年夏リリース予定の『Dexter: Resurrection』の内容に関してはこれまでほとんど明かされていなかったが、ユマの役柄紹介を通して少し情報が開示された格好だ。富豪レオン・プレイター役ももうすぐ報じられるのかもしれない。

なお、本国アメリカなどで現在リリース中の青年時代のデクスターを主人公にした前日譚ドラマ『Dexter: Original Sin(原題)』は、初回の視聴者数が210万人以上とShowtime史上最高の成績を残したという。シリーズ屈指の大物が加わった『Dexter: Resurrection』がどのくらい反響を呼ぶのか、今から楽しみだ。

フランチャイズ化が進められる『デクスター』シリーズは、前述した4作のほか、デクスターの敵の一人だった悪名高い連続殺人鬼トリニティ・キラーことアーサー・ミッチェル(ジョン・リスゴー)の生い立ちを描くタイトル未定の前日譚シリーズも企画されている。

『デクスター ~警察官は殺人鬼』全8シーズンと『デクスター:ニュー・ブラッド』はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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