【配信】海外ドラマランキング|『デッドプール&ウルヴァリン』を抑えて『アレックス・クロス』が初登場1位

全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(※放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングを紹介しよう。

配信ランキング(ニールセン調べ)

2024年11月11日(月)から11月17日(日)までの順位は以下の通り。

ドラマ(オリジナル)

  1. 『アレックス・クロス ~狙われた刑事~』(Amazon Prime Video/計8話)...13億6400万分
  2. 『アウターバンクス』(Netflix/計40話)...11億6800万分
  3. 『リンカーン弁護士』(Netflix/計30話)...8億2300万分
  4. 『コブラ会』(Netflix/計60話)...7億7500万分
  5. 『ザ・ディプロマット』(Netflix/計14話)...5億8100万分
  6. 『特殊作戦部隊:ライオネス』(Paramount+/計13話)...4億9800万分
  7. 『タルサ・キング』(Paramount+/計19話)...4億8700万分
  8. 『アーケイン』(Netflix/計15話)...4億7600万分
  9. 『ブリティッシュ・ベイクオフ』(Netflix/計103話)...4億5800万分
  10. 『ラス・エルマナス:争いの血』(Netflix/計20話)...3億2000万分

ドラマ(非オリジナル)

  1. 『ファミリー・ガイ』(Hulu/計434話)...9億7000万分
  2. 『ボブズ・バーガーズ』(Hulu/計277話)...9億6800万分
  3. 『グレイズ・アナトミー』(Hulu/Netflix/計438話)...9億2600万分
  4. 『ブルーイ』(Disney+/計154話)...9億1900万分
  5. 『LOST』(Hulu/Netflix/計121話)...8億5400万分
  6. 『スポンジ・ボブ』(Paramount+/計292話)...7億2300万分
  7. 『ゴシップガール』(Hulu/Max/Netflix/計122話)...6億5400万分
  8. 『イエローストーン』(Peacock/計47話)...6億2000万分
  9. 『THE PENGUINーザ・ペンギンー』(Max/計8話)...5億9500万分
  10. 『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(Hulu/Netflix/Paramount+/計473話)...5億5800万分

映画

  1. 『デッドプール&ウルヴァリン』(Disney+)...13億4200万分
  2. 『フォーカス』(Netflix)...4億5800万分
  3. 『スノーマンに恋して』(Netflix)...4億3900万分
  4. 『ツイスターズ』(Peacock)...4億2800万分
  5. 『ザ・ロストシティ』(Netflix/Paramount+)...3億6200万分
  6. 『モアナと伝説の海』(Disney+)...3億1100万分
  7. 『グリンチ』(Peacock)...2億9800万分
  8. 『怪盗グルーのミニオン超変身』(Peacock)...2億9400万分
  9. 『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』(Netflix)...2億8900万分
  10. 『Rob Peace(原題)』(Netflix)...2億4100万分

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

初登場で総合部門トップに踊り出たのは『アレックス・クロス ~狙われた刑事~』。『BOSCH/ボッシュ』『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』といった人気小説シリーズを次々とドラマ化するAmazon Prime Videoが贈る新作は、11月14日(木)に全8話が一挙に配信され、およそ4日間へ13億6400万分の視聴時間をマークした。モーガン・フリーマンもかつて映画版で演じたことのある主人公に扮するのはオルディス・ホッジ(『レバレッジ ~詐欺師たちの流儀』『CITY ON A HILL/罪におぼれた街』)。Amazon側は作品のクオリティに自信があったようで、今年4月の時点ですでにシーズン2へ更新されている。

そのトップと2200万分差(13億4200万分)で2位となったのは、11月12日(火)にリリースされたマーベル映画『デッドプール&ウルヴァリン』。ライアン・レイノルズ演じるデッドプールはシリーズ1作目からウルヴァリンをネタにしていたが、この度、ついに共演が実現。今年7月に日本や全米で封切られ、全世界での興業成績は13億ドルを突破と、『インサイド・ヘッド2』に次いで年間ランキングで2位になった。

トップ2のほかには、前週の総合部門トップから3位に下がった青春クライムドラマ『アウターバンクス』が、10億分以上に到達している(11億6800万分)。

オリジナルドラマ部門に新たにトップ10入りしたのは、前述した『アレックス・クロス』のほかに3本。『ベスト・キッド』のスピンオフドラマ『コブラ会』は、11月15日(金)に最終章となるシーズン6のパート2(全5話)が追加されて4位に浮上。フィナーレに向けたラスト5話は2025年2月13日(木)解禁予定だ。8位の『アーケイン』は、『LUCIFER/ルシファー』のダン役で知られるケヴィン・アレハンドロが声優として参加するアニメシリーズ。10位の『ラス・エルマナス:争いの血』はメキシコ発のヒューマンドラマ。愛と裏切りによって引き裂かれた二人の姉妹の物語だ。

非オリジナルドラマ部門では、前週トップに立った『グレイズ・アナトミー』が3位にダウン。視聴時間が10億分を切ってしまい、人気アニメに競り負けた。9位には、11月10日にシーズン最終話がリリースされた『THE PENGUINーザ・ペンギンー』がついにトップ10入り。2022年の映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の後日譚となるスピンオフドラマの主役は、映画にも登場したオズワルド・“オズ”・コブルポット/ペンギン役のコリン・ファレル。オズがいかにしてゴッサムの裏社会でのし上がっていくかを描き、ストーリーが進むにつれて評価も視聴時間も上がっていた。ほかには、『イエローストーン』最終シーズン後半の放送が11月10日に始まったことにより、最終シーズン前半までの視聴時間も伸び、圏外から8位につけている。

映画部門は、年の終わりに向けてクリスマス作品が増えたこともあり、トップ10のうち7本が入れ替わり。2週連続ランクインの『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』のほかには、ドクター・スースの名作絵本をもとにした2018年のアニメ映画『グリンチ』(主人公の声を担当するのはベネディクト・カンバーバッチ)、魔法によって人間になったスノーマン(男性の雪像)とヒロインの恋を描く新作ロマコメ『スノーマンに恋して』といった冬にぴったりの作品が入っている。

トップ10圏内を保った3本のうち2本(『怪盗グルーのミニオン超変身』『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』)が大きく順位を下げる一方、8年ぶりの続編が11月27日に全米公開となる『モアナと伝説の海』は9位から3つ順位をアップさせた。

『アレックス・クロス ~狙われた刑事~』シーズン1はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『アレックス・クロス ~狙われた刑事~』© Amazon MGM Studios