空手をテーマにした人気青春映画『ベスト・キッド』シリーズと、その30年後を舞台に描く後日譚ドラマ『コブラ会』でダニエル・ラルーソを演じるラルフ・マッチオが、人気ロックバンド、コールドプレイのミュージックビデオに出演した体験や、番組の終了などについて語っている。米Varietyが伝えた。
ジャッキー・チェンと共演した理由も明かす
10月、コールドプレイは映画シリーズにインスピレーションを受けた「The Karate Kid(映画シリーズの原題は『The Karate Kid』)」と題された曲をリリースし、歌詞には「ダニエル」という人物まで登場する。その曲を聴いたラルフがSNSでシェアしたところ、ボーカルのクリス・マーティンから連絡があり、ラルフは同バンドがツアーで周っていたオーストラリアへ飛び、同曲のミュージックビデオに出演する運びとなったそうだ。
オーストラリアから帰国したばかりのラルフは、「まさに旋風のような出来事でした」と回想している。「ただ美しい曲です。彼(クリス)が映画にインスパイアされて曲を書いたことに驚きました。彼にとってあの映画はすごく大きな意味があったんです。少なくとも若き日のクリス・マーティンとコールドプレイにとっては、40年前の僕たちの存在が間違いなく影響を与えたのです。オリジナルの映画が何十年もの間、想いや感動を与え続けていることには、いつも驚かされます」と語った。
ラルフは、『コブラ会』が2025年に配信されるシーズン6パート3をもって幕を閉じることについて、「ちょうど良いタイミングで、素晴らしい形で終わります」とコメントしたが、“ミヤギバース”におけるラルフの旅は終わっていない。2010年に公開されたリブート映画『ベスト・キッド』に主演したジャッキー・チェンとラルフがタッグを組む新作映画『The Karate Kid: Legends(原題)』が待機中で、ユニバースは拡大を続けている。
しかしラルフは、この新作映画の出演をすぐに決めたわけではないという。「ダニエル・ラルーソのキャラクターを守ること、その作品の時点で彼がどこにいるのかを確認すること、そしてミヤギバースの全レガシーを守ることが目的だったからです」と説明し、こう続けている。
「『コブラ会』の物語を新しい映画へ繋げることができたら、たとえ別々のエコシステムであっても、すべてが理に適っていると感じました。それに、ジャッキーとの共演はすごくエキサイティングでした。僕は、このシリーズを映画で始めたから、また映画へ戻れるなんて最高じゃないですか?」と語った。『The Karate Kid: Legends』は現在ポストプロダクション中で、2025年5月30日の米国公開を予定している。
『コブラ会』シーズン1~6のパート1&2はNetflixにて配信中。最終章となるシーズン6のパート3は2025年2月13日より配信予定。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Variety
Photo:ラルフ・マッチオ(本人のInstagramより)