『デスパレートな妻たち』などで知られるエヴァ・ロンゴリアが米大統領選後に家族を連れて、米国を出たとThe Hollywood Reporterが伝えている。
アメリカは“ディストピア的”な場所
『デスパレートな妻たち』でガブリエル・ソリス役を演じ人気を博したエヴァ・ロンゴリア。今週、家族と共に“ディストピア的な”アメリカを離れ、メキシコとスペインを行き来して生活していることを明かした。
メキシコ系の両親をもつテキサス出身の彼女は米国版マリ・クレールに「私はここで大人になった」とコメント。「でもパンデミックの前から変わり始めた。雰囲気が変わったのよ。それから新型コロナウイルスが起きたことで、常軌を逸するようになってしまったの。ホームレスだとか税金のことだとか、カリフォルニアについて悪く言いたいわけじゃないけど、わたしの人生におけるこのチャプターは今終わったって感じるの」
さらに大統領選の結果も、最終的な決断を確信する理由になったと説明。勝利を収めたドナルド・トランプに言及し「彼が勝ったことがショックなんじゃない」「こんなに多くの憎悪をまき散らす有罪判決を受けた犯罪者が、最高の地位に就く可能性があるということ」と話した。
「もし彼が約束を守るとしたら、恐ろしい場所になる」という彼女は2016年に彼が勝利した際を振り返り「あんなにも人生で気が沈んだことはない」とコメント。「私の一票って本当に重要なの？本当に私が変化を起こせるの？って感じだった」「私が信じる核心から遠く離れているような気がした。だって心から最高の人が勝つって信じていたから。でも結果を見て“そういうわけじゃないんだ”って気がついた」
今回、移住することを決意した彼女は自分が恵まれていることを認めている。「私は逃げてどこかへ行くことができる」「多くのアメリカ人がとてもラッキーなわけではない。彼らはこのディストピア的な国に行き詰ってしまう。彼らを思うと不安や悲しみに包まれる」
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Photo:『デスパレートな妻たち』© ABC Studios
