『デスパレートな妻たち』リブートは実現するのか?キャストがアイデアを提供

米ABCで8シーズンにわたって放送された大人気サスペンス・メロドラマ『デスパレートな妻たち』。世界中で“デス妻”旋風を巻き起こしたシリーズが終了してから10年以上が経つが、リブートが実現する可能性はあるのだろうか?

スピンオフのアイデアは?

本シリーズは、郊外の高級住宅地ウィステリア通りに暮らす、スーザン(テリー・ハッチャー)とリネット(フェリシティ・ハフマン)、ブリー(マー社・クロス)、ガブリエル(エヴァ・ロンゴリア)が巻き起こす騒動や事件がサスペンスフルに描かれる。

米Paradeのインタビューに、ガブリエルと浮気をするセクシーな庭師、ジョン・ローランド役で5シーズンにわたりゲスト出演したジェシー・メトカーフが登場。番組のリブートについて質問され、「間違いなく、『デスパレートな妻たち』をリブート出来ると思いますよ。僕は、若いキャストが親になるとかして出演できるかもしれませんね」と回答し、スピンオフのアイデアを提供した。

ジェシー扮するジョンの他に、スーザンの娘ジュリー(アンドレア・ボーウェン)やリネットの双子の息子プレストンとポーター(チャーリー&マックス・カーヴァー)、ブリーの息子アンドリュー(ショーン・パイフロム)といった若手キャストが世代交代でウィステリア通りの物語を継続していくという、魅力的な提案をしている。

「成功する可能性は稀」

これまでにも、『デスパレートな妻たち』のリブートを望む声は上がっていたが、2018年にスーザン役のテリー・ハッチャーがその可能性を否定。クリエイターのマーク・チェリー(『Why Women Kill ~ファビュラスな女たち~』)は、「アイデアとキャストがあるべき状態に整えば可能性はいつでもある」と前向きな姿勢を示していたが、テリーは、「こうした企画が成功する可能性は非常に稀」との見方だった。さらにテリーは2023年にも、「リブート版が作られるとは思わない」とコメントしていた。

とはいえ、過去に人気のあった映画やドラマシリーズのリメイク&リブート版は、『コブラ会』や『パパと恋に落ちるまで』、『ゴシップガール』『デクスター:ニュー・ブラッド』など枚挙にいとまがない。素材が揃ってタイミングさえ合えば、『デスパレートな妻たち』が復活する可能性はゼロではないかもしれない。

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Photo:『デスパレートな妻たち』(c) ABC Studios