『コンコルディア』中島健人キャスティングの理由は「求める資質をすべてもっていた」
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Huluオリジナル『コンコルディア/Concordia』で、初の海外ドラマ出演を果たした中島健人。彼をキャスティングした理由について、本作の製作総指揮であるフランク・ドルジャーが海外ドラマNAVI単独インタビューの中で明かした。

中島健人は「A・J・オオバのキャラクター像に一番合う人だった」

Huluオリジナル『コンコルディア/Concordia』ではA・J・オオバ(以下A・J)役として出演する中島健人。本作はカメラとAIの監視によって完璧な社会を構築している街「コンコルディア」が舞台だが、A・JはそのAIシステムを構築した最高技術責任者という重要な役どころだ。

中島健人『コンコルディア/Concordia』

グローバルなキャスト・スタッフが集結した国際的な本作の中で、A・J役はどのような人材が求められていたのか。ドルジャーはインタビューの中で以下のように話してくれた。

「当初はA・Jをアジア人にしようとしていたわけではないんです。まず、テクノロジーとの距離感が近く、そういったものになれている若い世代がいいなと考えました。また、演じる人自身についても、世界に飛び出してインターナショナルなキャリアに興味がある人がふさわしいだろうとも思っていました。

キャラクターについて掘り下げるうちに、A・Jはグループの中でちょっと際立っているというか、他の人とは違うような要素があることもわかりました。そういった様々な要素から日本人がいいのではないかと発展しました。

そして、キャスティングディレクターたちと話していく中でキャラクター像に一番合うのが中島さんじゃないか、ということになりました。彼は、先ほど述べた資質をすべて持っていましたし、彼自身A・Jというキャラクターに興味を持ってくれました」

撮影中の彼の印象について伺うと、とにかく「Curiosity(=好奇心)」がある点が際立っていたという。

「中島さんは他の役者さんに対する好奇心をすごく持っている方だなという印象があります。本作にはアメリカ、イギリス、ヨーロッパ…世界各国のキャストが集まっていますが、彼らにキャリアをどう風に積んできたのかなど、業界の話を熱心に聞いていました。彼らからそういう話を聞けること、そしてそれが自分の助けになることに気づいていたんでしょうね。とてもオープンだし、国際的な作品作りにすごく興味を持っている人なのだなと見ていてわかりました。

また、ロケ地であるローマの街を心から楽しんでいました。散策もよくしていて、チームにも自然になじんでいって…。自分のこれまでの経験を生かしつつも、学びの場として知らなかった世界に飛び込んでいるという感じでしたね」

初の海外ドラマ出演ながらも、オープンマインドで撮影を楽しんでいたという中島健人。彼をキャスティングした背景を意識しながらもう一度本作を見てみると、また違った目線で楽しめるかもしれない。

Huluオリジナル『コンコルディア/Concordia』は11月8日(金)よりHuluで日本独占配信中(毎週金曜エピソード更新/全6話)。(海外ドラマNAVI)

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