『ザ・ボーイズ』新スピンオフは「クレイジーなほど面白い!」キャストが語る

スーパーヒーロー作品の常識を覆した人気ドラマ『ザ・ボーイズ』のスピンオフ第2弾『Vought Rising(原題)』にストームフロント役でカムバックするアヤ・キャッシュが、新作ドラマについて「クレイジーなほど面白い!」と語っている。

 

脚本を2つ読みましたが…

『Vought Rising』の主人公は、ヴォート社が生み出した堕落しまくりのスーパーヒーローチーム“セブン”のメンバーとなった人種差別主義者のストームフロントと、シーズン3で初登場し、最初のスーパーヒーローチーム“ペイバック”のリーダーだったソルジャー・ボーイ。アヤに加え、ソルジャー・ボーイ役のジェンセン・アクレス(『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』)が続投する。

スピンオフ第2弾は1950年代のニューヨークを舞台に、ヴォート社の起源やソルジャー・ボーイの語られざる初期時代、かつてクララ・ヴォートと名乗っていたストームフロントの極悪非道な策略を描く、ひねりの効いた殺人ミステリーと称されている。

Comicbook.comのインタビューで、『Vought Rising』の撮影開始時期を訊かれたアヤは「まだ実際には分かりません」と答えたが、「脚本を2つ読みましたが、間違いなくクレイジーなほど面白いですよ。そのことについて言えるのはそれだけです」と付け加えた。

現時点では、アヤとジェンセン以外のキャストや他の登場キャラクターは発表されていない。だがストームフロントは、第二次世界大戦中にヴォート社の創設者であるフレデリック・ヴォートが開発したコンパウンドVの被験者として初めて成功したケースで、アメリカに移住する前に彼と結婚している。よって、若かりし頃のフレデリックが登場するのではないかと予想される。

『ザ・ボーイズ』とスピンオフ第1弾『ジェン・ブイ』でクリエイターを務めるエリック・クリプキによると、『Vought Rising』は、『ザ・ボーイズ』の洗練されたビジュアルや血生臭い暴力、卑猥な言葉などを踏襲する一方で、もう少し高級感をフィーチャーしたシリーズになるという。

本家シリーズはシーズン5で終了となるが、『ジェン・ブイ』はシーズン2が待機中で、『キャシアン・アンドー』に主演するディエゴ・ルナと、『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』で知られるガエル・ガルシア・ベルナが手がけるスピンオフ第3弾『The Boys: Mexico(原題)』も進行中。『ザ・ボーイズ』のユニバースは拡大を続けている。

アヤは、スーパーヒーロー映画製作の裏側を描く『ザ・フランチャイズ』にも出演中。『ザ・ボーイズ』シーズン1~4、『ジェン・ブイ』シーズン1は、Amazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)

 

Photo:『ザ・ボーイズ』© Amazon Studios