『ファンタビ』エディ・レッドメイン、約12年ぶりのドラマ『ジャッカルの日』への出演を決めた理由とは?

映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニュート・スキャマンダー役で知られるエディ・レッドメインが、新作ドラマ『The Day of the Jackal(原題)』の脚本に「混乱させられてしまった」と明かしている。さらに本作への出演を決めた理由についても語った。

 

大胆にアップデートされたドラマ版

フレデリック・フォーサイスの小説を下敷きにした『The Day of the Jackal』は、フランス大統領シャルル・ド・ゴールを暗殺するために雇われた“ジャッカル”という男を主人公にした社会派サスペンス。1973年にはエドワード・フォックスが主演した映画『ジャッカルの日』が公開され、暗殺に向けて用意周到に進められる計画とパリ警察の地道な捜査が、リアリティあふれるディティールで克明に描かれた。

プロットが現代風にアップデートされた全10話構成のドラマ版は、ジャッカルが本当は何者なのかについて洞察を掘り下げ、「まったく別の作品」になっているという。

暗殺者のジャッカル役で主演して製作総指揮も務めるエディは、「僕の家族が何度も何度も観ていた映画の一つでした」と振り返り、ドラマ版の脚本を読んだ感想を語っている。「“これは大胆だ、物語を再考しようとしているんだ”と思いました。僕が読んだ内容は完全にスリリングで説得力があって、その度に方向を見失って混乱してしまったけど、ページをめくるのを止められませんでした。数年ほどTVには出演していなかったけど、この謎の人物とタップリ時間を過ごすという考えは、僕にとって素晴らしいことに思えました」映画版を見慣れていたエディは、大胆にアップデートされたドラマ版の内容に少し戸惑ってしまったようだ。

【『The Day of the Jackal』本国版予告】

キャラクターのことを知りたい

さらにエディは、ドラマ版に出演したいと思った別の理由についても言及している。「このシリーズに出演することに魅力を感じた理由の一つは、エドワード・フォックス版の2時間の映画で、エドワードはカリスマ性にあふれてウィットと優雅さも兼ね備えているのに、彼について何も知ることができないからです。この10時間のシリーズを通してキャラクターのことを知りながらも、常に疑念を抱くことができるかどうかを見てみたかったんです」

ドラマ版にはエディに加え、英諜報機関MI6の武器専門家ビアンカ・プルマン役で、『キャプテン・マーベル』のラシャーナ・リンチが出演。その他のキャストとして、『ペーパー・ハウス』のトーキョー役で知られるウルスラ・コルベロ、『ジュラシック・ベイビー』のベン・ホール、『キャシアン・アンドー』のスーレ・リミ、『女医フォスター』のアダム・ジェームズらが名を連ねている。

エディが暗殺者役に挑む新作ドラマ『The Day of the Jackal』は、11月7日(木)より米Peacockにて配信スタート。エドワード・フォックス主演の映画版『ジャッカルの日』は、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:©James Warren/Famous