大ヒットドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』で恋人同士のドナ、デビッドを演じたトーリ・スペリングとブライアン・オースティン・グリーンは、2000年に10年続いた同作の撮影が終わった後、およそ18年間にわたって疎遠だったという。米Entertainment Weeklyが伝えた。
お互いの交際関係が遠ざかるきっかけに…
ブライアンは、自らが司会を務めるポッドキャスト番組『Oldish(原題)』にトーリをゲストに迎えた際、二人の関係について回想。「僕たちは長いこと話していなかったよね。18年くらい」とブライアンが言うと、トーリも「まるで離婚か何かを経験しているかのようだった」と返した。
「(『ビバヒル』の)撮影が終わって数日経ってから、君に会いに(ノア役の)ヴィンセント(・ヤング)の家に行った時、別に下心があったわけじゃないけど、君と連絡を取り続けたいなと考えていたのを覚えてるよ」と話すブライアン。しかし、当時トーリはヴィンセントと付き合っていたため、遠慮する気持ちがあったようだ。
そうやって繋がりが途絶えてから数年後、『ビバヒル』のDVDリリース記念パーティで二人は再会したが、その時には互いにパートナーが。トーリには当時の夫ディーン・マクダーモットがおり、ブライアンはのちに結婚するミーガン・フォックスと交際していた。そのパーティで、「君は僕に一回も声かけてくれなかった」とブライアンは振り返る。
「僕はただずっとみんなのことが恋しかった。でも君の様子を見て、“ああ、彼女はもう僕の友達でもいたくないんだ”って思った」というブライアンの言葉を聞いたトーリは、ブライアンが原因ではなく若かりし頃の複雑な恋愛関係が原因だったと説明。1999年から2001年までヴィンセントと付き合っていた彼女は、「あの関係で、自分を見失っていたの。私は誰かと付き合うと、いつもそうなっちゃうんだけどね。彼が何か悪いことをしたわけじゃないけど、あれは私自身にとっていい付き合いではなかった。ただ、もっと自分を大事にしてあげられたら良かったと思う」と話した。
トーリはさらに、1999年から2003年にかけてブライアンが『ビバヒル』共演者のジーナ役ヴァネッサ・マーシルと交際していたことも、二人の関係が複雑になった理由の一つだと説明。ブライアンとヴァネッサの関係は、友達の視点で見るとイライラさせられるものだったという。「大事な友人がどのように扱われているかを知り、それが気に入らないと感じていても、実際には何も言えない。だって友達が決めたことに横から口を出すわけにはいかないから」
そんなこんなで気づけば18年もの間疎遠になっていた二人だが、今では再び交流するようになり友達関係を取り戻した。『ビバヒル』最終回で結婚する、シリーズを代表するカップルを演じた二人は、ドナとデビッドのように一時期デートしていたこともあり、かつてトーリはブライアンを「初恋の相手」と呼んでいた。いろいろな歴史を持つ二人だが、大人になって再び友情を育むことができているようだ。
(海外ドラマNAVI)