『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』にデナーリスの〇〇〇が登場!?

大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のおよそ200年前を描くスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。そのシーズン2第3話「燃える水車小屋」に出てきたあるものについて、関係者の意見が割れている。(※本記事は同エピソードのネタバレを含みますのでご注意ください)

届け先も色味も同じだが…

『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚として、ターガリエン家を中心に熾烈な権力争いが描かれる『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のシーズン2第3話に、ドラゴンの卵が登場。これがのちに『ゲーム・オブ・スローンズ』でエミリア・クラーク演じるデナーリス・ターガリエンが手にする3つのドラゴンの卵とそっくりだと話題になった。

『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン1でのデナーリスは、ドスラク人の族長カール・ドロゴと結婚する際、自由都市ペントスの商人から3個の石化したドラゴンの卵を贈られる。のちに死んだドロゴを火葬した時、その炎にくべたドラゴンの卵が孵化し、レイガル、ヴィセーリオン、ドロゴンが誕生することに。そして前日譚『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の「燃える水車小屋」に出てきた卵は、ペントスの方へ届けられることになっており、その届け先だけでなく卵の色味もデナーリスのそれに酷似している。

ゲーム・オブ・スローンズ

“イースターエッグ”なのではないかとファンが盛り上がる中、「燃える水車小屋」の監督を務めたジータ・ヴァサント・パテルが、「これらはデナーリスの卵です。この作品に携わっている私たちはみんな『ゲーム・オブ・スローンズ』の大ファンなので、あのシーンの撮影は非常に興奮するものでした」と述べ、ファンの推測通りだと認めた。一方で、共同クリエイターのライアン・J・コンダルは米Entertainment Weeklyに対し、パテルの発言を否定。「書かれた歴史の楽しさは、解釈の余地があること。それをあり得る将来の一つとして考えるのは好きだ」と話し、デナーリスの卵とは限らないとして“火消し”に回っている。

もしもパテルの言う通り、今回登場した卵が200年後にデナーリスへ贈られるものと同じだとすると、ジョージ・R・R・マーティンによる原作でほのめかされた筋書きとは異なることに。先日マーティンは『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で描かれたいくつかの脚色を称賛していたが、デナーリスの卵のルーツが変わったとしても認めるのだろうか?

今のところデナーリスの卵か否かは不明なままだが、コンダルの言うように解釈の余地があるからこそ、今後の楽しみが残されているということでもある。読者の皆さんの推測は?

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2はU-NEXTにて毎週月曜日に新エピソードが配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Mashable米Entertainment Weekly

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