Paramount+にて進められている『スター・トレック』の新作ドラマ『Star Trek: Starfleet Academy(原題)』。その新キャストとしてポール・ジアマッティ(『サイドウェイ』『ビリオンズ』)が参加することが分かった。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。
“トレッキー”がメインのヴィランを担当
『Star Trek: Starfleet Academy』は、銀河で最も権威ある場所の一つである、宇宙艦隊の士官を養成する学校「Starfleet Academy/宇宙艦隊アカデミー」を舞台に、士官候補生として入学した若者たちの姿を描く。夢と希望を抱く彼らは、要求の高い教官たちの目にさらされながら、士官になるためには何が必要かを学んでいく。その傍ら、彼らは互いに友情を育み、ライバルとして切磋琢磨し、初恋を経験していく。そんな中、アカデミーと連邦政府を脅かす敵が現れて…というストーリー。
同作でポールが演じるのはメインの悪役。役名は不明だが、士官候補生の一人と因縁のある役柄だという。
ポールといえば、30年以上のキャリアを誇るベテラン俳優。初期はバイプレイヤーの印象が強かったが、2003年の『アメリカン・スプレンダー』や翌年の『サイドウェイ』で主役を務めた。今月21日(金)より日本公開となる『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。また、2005年の『シンデレラマン』で同助演男優賞候補にも挙がっている。
ドラマでも実績を残しており、アメリカの第2代大統領を演じた2008年の伝記ドラマ『ジョン・アダムズ』でエミー賞受賞。さらに、『ビリオンズ』に連邦検察官のチャック・ローズ役として全7シーズンでレギュラー出演し、『ダウントン・アビー』にもゲストとして参加している。先日には、ホラー映画『ホステル』のドラマ版に参加することも報じられた。
ショーランナー・製作総指揮を兼任するのは、アレックス・カーツマン(『スター・トレック:ディスカバリー』)とノガ・ランドー(『ナンシー・ドリュー』)。ガイア・ヴィオロ(『アブセンシア ~FBIの疑心~』)が第1話の脚本を執筆する。
カーツマンとランドーは、『スター・トレック』ファンであるポールの参加を歓迎している。「現代における最も偉大な俳優の一人が、『スター・トレック』の大ファンだと分かることがある。そしてポールに会えたことは、そういう奇跡のような瞬間の一つだった。彼が『Starfleet Academy』に参加してくれるなんて、感謝しかない」
『Star Trek: Starfleet Academy』では、オスカー女優のホリー・ハンター(『ピアノ・レッスン』)がアカデミーの総長を演じることが決まっている。士官候補生たちのキャスティングは不明だ。撮影は夏の終わりにトロントでスタート予定。
『スター・トレック:ディスカバリー』全5シーズン、『スター・トレック:ピカード』全3シーズン、『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン1~2はWOWOWオンデマンドにて配信されている。(海外ドラマNAVI)
Paul Giamatti Joins #StarTrek: #StarfleetAcademy as Season 1's Big Bad https://t.co/cmrHkgUGkn
— TVLine.com (@TVLine) June 11, 2024
参考元:米Variety