『NCIS』アビーの居場所は常にある！放送局CEOが明かす「カムバックは悪いアイデアじゃない」

大ヒットシリーズ『NCIS　～ネイビー犯罪捜査班』のオリジナルメンバーでファンから絶大な人気を誇る、ポーリー・ペレット演じる法医学者アビー・スキュート。同作を放送する米CBSスタジオのCEOデイビッド・ステイフが、アビーがカムバックする可能性についてコメントした。

アビーのための居場所がある

ゴシック系の服装とツインテールという装いでマルチな才能を発揮する分析官アビーは、『NCIS』に15シーズンにわたって登場。CBSの社長はDeadlineとのインタビューで、アビー復帰の可能性について語った。

今のところ復帰を実現させるための努力は双方からなされていないとしながらも、同フランチャイズの中で常にアビーのための居場所があると述べ、いつか実現する可能性があると楽観的な見方を示している。

「悪くないアイデアだ。我々はそれについて話したことも考えたこともない。しかし、ポーリーのことは大好きだし、『NCIS』のどのシリーズでも彼女は歓迎されている。（カムバックは）悪いアイデアじゃないね、と以前言ったときは冗談のつもりではあったけど、実際に悪いアイデアではないんだ。彼女はとても愛されたキャラクターだしね」と語る。

そもそも降板した理由とは？

ポーリーは降板の際、『NCIS』に戻ることはないと宣言した。2019年6月にX（当時のツイッター）にシェアした投稿で、ポーリーは共演者のマーク・ハーモンに襲われ、恐怖を感じたと主張。ポーリーのXへの投稿は、「絶対に戻らない！二度とね！ハーモンに襲われるのが怖いの。悪夢を見るの」と書かれていた。

報道によると、ポーリーとマークは2016年、マークが撮影現場に連れてきた飼い犬がクルーの一人を噛んだことから仲違いした。ポーリーは、事件の後、マークが犬を連れて撮影現場に戻り続けることを許されたことに憤慨し、二人が同時に撮影現場にいないようにスケジュールを調整しなければならなかったと言われている。

彼女は犬の事件の後、マークがセットで彼女に“ボディチェック”したと主張し、2019年のXの投稿で「（犬に噛まれるような事件を）二度と起こさないために、私は必死に戦った！クルーを守るために！そして、NOと言ったことで身体的暴行を受け、仕事を失った」と述べている。

その後、マークはシーズン19をもってシリーズを去ることになったが、今後予定されている『NCIS』前日譚シリーズのナレーターとしてギブスの声を担当する予定だ。

ポーリーは、2020年に俳優業から引退すると公表しているが、2018年に『NCIS』を降板してから約6年、彼女が本シリーズや他のスピンオフ作品のアビー役で復帰したとしても、マークと交流する必要がないことを考えると、復帰について考えを改めてくれる可能性もあるのかもしれない。CBSは彼女を歓迎すると明言しているため、選択はポーリー次第のようだ。

『NCIS　～ネイビー犯罪捜査班』は、Huluにてシーズン1～20が配信中。（海外ドラマNAVI）