『ARROW/アロー』のスティーヴン・アメルが新たに主演する作品として話題になったものの、2シーズンで打ち切られてしまったレスリングドラマ『ヒール:レスラーズ』。この度、新たにNetflixで配信されることが決まり、場合によっては同プラットフォームでシーズン3へ更新される可能性もあると、米TV Lineが伝えている。
プロレス強化の流れにうまくハマれば…
米Starzで2021年から2シーズン放送された後、キャンセルされた同作の配信権をNetflixが獲得。いつから配信されるかは発表されていないものの、全16話が同プラットフォームで見られるように。さらに、その視聴結果によってはシーズン3へ更新される可能性も秘めているという。
もしもシーズン3が実現した場合に気になるのは、メインキャストがすでに新たな企画に取り組んでいることだ。主人公であるスペード兄弟のうち兄のジャックを演じたスティーヴンは、『SUITS/スーツ』のスピンオフ『Suits: L.A.(仮題)』の主役に起用され、現在カナダのバンクーバーで撮影に臨んでいる。弟エース役のアレクサンダー・ルドウィグも、米国の歴史家ジョージ・R・スチュワートの同名小説を原作とするMGM+のリミテッドシリーズ『Earth Abides(原題)』に出演することが先月決まったばかりと、そろって別のプロジェクトに参加しており、再び集結するためにはスケジュールの調整をする必要がありそうだ。
Netflixが別のプラットフォームで打ち切られたシリーズを引き取って新シーズンを製作したことはこれまで何度かあり、米FOXの『LUCIFER/ルシファー』や米NBCの『MANIFEST/マニフェスト』はそうやって完結している。
さらにNetflixは今年初めにアメリカのプロレス団体WWEと契約を結び、これまでUSA Networkで放送されてきた目玉番組『Monday Night Raw(原題)』を2025年1月から配信することを発表。そのほかにも『SmackDown(原題)』『NXT(原題)』『WrestleMania(原題)』『SummerSlam(原題)』『Royal Rumble(原題)』といった人気番組の米国外での配信先になる予定。WWE番組を強化中のNetflixにとって『ヒール:レスラーズ』はぴったりの作品と言える。
Netflixの配信開始以降、どれだけ視聴結果を残すことができるのか? シーズン3更新の決め手にもなるだけに注目したい。(海外ドラマNAVI)
参考元:米TV Line