『ARROW/アロー』スティーヴン・アメル、「悪役を演じるのはとても楽しい」と新作の感想を語る

DCドラマ『ARROW/アロー』で主人公アローことオリーバー・クイーンを演じたスティーヴン・アメルが主演を務める新作プロレスドラマ『ヒール:レスラーズ』。『ARROW』とは異なり本作では悪役を演じるスティーヴンが心境を語った。米Cinemablendが報じている。

『ヒール:レスラーズ』は、"小さな町のプロレスの世界で夢を追う男女の物語"と言われおり、ジョージア州の結束の強いコミュニティを舞台に、プロレス団体を経営していた亡き父親の後、遺産を巡り兄弟とライバルが争うという物語。

第3話「反感(原題:Cheap Heat)」では、元WWEのスーパースターで、現在はAEWの人気者である本物のプロレスラーCMパンクが、血が大好きなリッキー・ラビースという役で登場した。

このようなゲスト出演の演出も素晴らしいが、中心となるストーリーにとって最大の出来事は、『ヴァイキング ~海の覇者たち~』のビヨルン役で知られるアレクサンダー・ルドウィグ演じる弟エース・スペードが、スティーヴン演じる兄ジャックの「ファンの反発とスクリュージョブを受け入れて、DWLの中で悪役になるべきだ」というアドバイスをついに受け入れたことだった。これでスペード兄弟は、タイトルにふさわしい存在となった。

スティーヴンはジャックを演じることについて次のように話している。「悪役を演じることで、人を嘲笑うことができるんだ。台本には全くなかったが、リングに上がるときにポップコーンを持ってきて、相手の顔に向かって2回大笑いした。撮影が終わってバックステージに戻ると、監督たちが大笑いしていて、"あれは台本通りだったかい?"と言うから、私は"いや、あれは台本にはない"と言ったんだ。びっくりさせてたかっただけ。悪役を演じるのはとても楽しい。アレクサンダーがずっと言っていたことを拝借するけど、限界がない。やってみて大袈裟すぎるということはないんだ」

スティーヴンは個人的な演技の観点からの面白さを答えてくれたが、アレクサンダーは悪役を演じる楽しさの裏にある心理的な裏付けと、彼のキャラクターであるエースとの関連性について語っている。「別のインタビューでも話したことだけど、リング上で本当にすごいヒールを見ると、それに魅了されてしまう。なぜなら人間は動物的な部分の根底に、一日でもいいから何のことも誰のこともどうでもいいと思えることへの憧れがあるから。ネタバレではないが、エースのエピソードで一番好きなのは、寝返らなければならないかもしれないという事実をようやく受け入れた時。彼にとって、自分が何者であるかを受け入れ、それに100%で向かっていくことは、とても自由なことなんだ」

悪役を楽しみながら演じているスティーヴンとアレクサンダーの姿が見られる『ヒール:レスラーズ』は、米Starzで日曜日に放送中。日本ではSTARZPLAYで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:

スティーヴン・アメル公式Twitterより(@StephenAmell)