『ミステリー in パラダイス』4度目の主役降板!かつての主役が挙げた後任候補とは?

フランスのカリブ海に浮かぶ“パラダイス”こと、架空の島セント・マリー島を舞台に、英国から赴任してきた刑事が地元の捜査官たちと一緒に数々の難事件を解決していく犯罪捜査ドラマ『ミステリー in パラダイス』。英BBCで10年以上続く人気シリーズは、英国から赴任してくる刑事という主役が定期的に交代するという特徴があるが、4代目の主人公もついに降板した。英Radio Timesが伝えている。

5人目にして初の女性主人公も?

2011年に始まった『ミステリー in パラダイス』の捜査リーダーが去るのは、これで4回目。1代目のリチャード・プールがシーズン3の頭で降板したのを皮切りに、2代目のハンフリー・グッドマンがシーズン3~6、3代目のジャック・ムーニーがシーズン6~9、そして4代目のネヴィル・パーカーがシーズン9途中からセント・マリー島の捜査チームを率いてきたが、本国で3月24日(日)に放送されたシーズン13最終話で島から離れる姿が描かれた。

そのエピソードが放送された後、ネヴィル・パーカー役のラルフ・リトルが自身のInstagramに動画メッセージを投稿。ファンに向けて以下のようにコメントしている。

「僕のセント・マリー島で過ごす時間が終わりを迎えた。素晴らしい終わり方だったよ! 4年半前に参加して以来、支えてくれたすべての人に感謝したい。多くの人に愛されている番組に途中から加わったネヴィル・パーカーというキャラクターをみんなが受け入れてくれて有難かった。この番組に出演したことは、僕のこれまでの人生において最も魔法のようで意味深い体験の一つだよ。素晴らしいスタッフやキャストが集まっているので、今後も魅力的なストーリーを紡いてくれるだろう。一生に一度の体験ができた」

すでに制作が決まっているシーズン14が2025年に放送予定で、その前の2024年末にはクリスマス特番も控えているため、それまでには5代目の主人公が発表されることになりそうだ。そんな後任を誰が務めるべきかについて、かつて1代目の主人公リチャード・プールを演じ、現在は英ITVのミステリードラマ『テンペスト教授の犯罪分析ノート』に主演するベン・ミラーが発言している。

ミステリー in パラダイス

「そうだな、うまくやれる人はたくさんいるだろうが、個人的に見てみたいのはトビー・ジョーンズかな。女性が主役でもうまくいくだろうね。間違いないよ。それならミランダ・ハートも良さそうだ」と二人の名前を挙げた。

自国イギリスだけでなくアメリカでも活躍するベテラン俳優のトビーは、これまで『名探偵ポワロ』『アガサ・クリスティー 検察側の証人』『SHERLOCK/シャーロック』『ヨークシャーの切り裂き魔事件~刑事たちの終わらぬ苦悶』といった英国ミステリーに出演してきたが、忙しい身のため、何シーズンも続く作品のレギュラーは難しそうだ。一方のミランダは、BBCの『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語』の最初の4シーズンに出演していたことで知られる。

ロングラン作品の後を継ぐのは誰になるのか。後任が分かり次第、お伝えしたい。

『ミステリー in パラダイス』シーズン1~10はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Digital Spy英Radio Times

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Photo:『ミステリー in パラダイス』©️Red Planet Pictures 2020