『ミステリー in パラダイス』4代目主演俳優が降板した暁に望むこととは?

フランスのカリブ海に浮かぶ“パラダイス”こと、架空の島セント・マリー島を舞台に、英国から赴任してきた刑事が地元の捜査官たちと一緒に数々の難事件を解決していく犯罪捜査ドラマ『ミステリー in パラダイス』。英BBCで2011年から続く人気シリーズは、英国から赴任してくる刑事という主役が定期的に交代するという特徴があるが、現在の主役がいつか降板した際に望むことを語っている。英Radio Timesが伝えた。

新たなスピンオフの舞台も提案

2011年に始まった『ミステリー in パラダイス』では、これまで捜査リーダーが3度交代。1代目のリチャード・プールがシーズン3の頭で降板したのを皮切りに、2代目のハンフリー・グッドマンがシーズン3~6、3代目のジャック・ムーニーがシーズン6~9、そして4代目で現在の主役となるネヴィル・パーカーがシーズン9途中からセント・マリー島の捜査チームを率いている。

本国イギリスで今年2月にシーズン12が終了し、すでにシーズン13&14への更新も決まっているこのシリーズは、2月からスピンオフ『Beyond Paradise(原題)』もスタートした。このスピンオフは舞台をイギリスのデヴォン州にある架空の町、シップトン・アボットへ移し、本家の2代目主人公だったハンフリー・グッドマン役のクリス・マーシャルが同役として主演。4月にシーズン1の放送が終了した直後、シーズン2への更新とクリスマス特番の製作が発表された。

この度、本家で現主人公のネヴィル・パーカーを演じるラルフ・リトルが、Instagram上でファンからの質問に答える中で、いつか本家から降板した際にはクリスのようにスピンオフに出演したいかを聞かれ、以下のように答えている。

「本家からの降板もスピンオフへの出演も今のところ全然予定にないけど、もし『ミステリー in パラダイス』を去らなければならない日が来たら、別の作品に出すというプランを用意してもらいたいね」

スピンオフへ出演したい意向を見せたラルフはさらに、新たにスピンオフが作られるとしたらその舞台をどこにすべきかについても意見を述べた。

「僕としては、モルディブあたりを薦めたいね。ただ、それだと(フランスのカリブ海が舞台の)本家とあまり変わらないかもしれないけど。変化を求めるなら、アラスカとかかな。(神経質なキャラクターである)パーカーは南国でずっと文句ばかり言っているから、そんな彼をすっごく寒いところに送るのはいい薬になるだろう」

なお、ラルフはQ&Aのタイミングで撮影状況もアップデート。シーズン13の撮影は現在グアダループで行われており、10月下旬に終わる予定だという。

パーカー役のラルフは、2021年、2022年に放送されたクリスマス特番も含め、現時点ですでに30話に出演。これはグッドマン役のクリスと並び、本家で最多タイの話数となる。そういう意味ではそろそろ彼もセント・マリー島から去ってもおかしくないが、シーズン13・14のどこかで降板するのか、出演し続けるのか、スピンオフへの“異動”はあるのか…新たな情報が入り次第、お伝えしていきたい。

『ミステリー in パラダイス』シーズン1~10はHulu、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times

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Photo:『ミステリー in パラダイス』©Red Planet Pictures 2019