米Paramount+によるSFドラマ『スター・トレック:ディスカバリー』が、4月4日(木)からリリースされるシーズン5をもって終了することは以前お伝えした通り。幕を閉じることを知ったキャストが、その時の心境を語った。米Entertainment Weeklyが報じている。
ほろ苦さとともに感じた、穏やかな気持ち
シリーズ史上初めて黒人女性のマイケル・バーナムというキャラクターを主人公に迎えた本作。同役を務めたソネクア・マーティン=グリーンは、シーズン5の撮影を始めた当初はそれが最後のシーズンになるとは知らなかったため、番組終了を知った時のことをSCAD TV Festでのインタビューで次のように回想した。
「『スター・トレック』が終わると聞いた時の私の反応は……正しくは『スター・トレック:ディスカバリー』ですね……万華鏡のようにいろいろな感情に包まれました。その中にはほろ苦さも確かにあったけれど、私たちがやったこと、創り出したこと、私たち全員がその一部になれたことのおかげで、穏やかな気持ちになれたのも事実です」
思いがけない形で終了のニュースを知ったソネクアだが、「このシーズンには非常に集大成的なものがある」と信じ、「私たちは撮影現場に戻って、より完璧なものにするために追加撮影を行いました」と付け加えた。彼女は作品との別れ方がこういう形になったことを良かったと考えているようだ。というのも、キャストはこれが最後のシーズンになるという重荷を感じることなく大部分を撮影することができた上、(終了発表後に)追加撮影を行ったことで適切な別れを告げることができたからだ。
シーズン5では、バーナム艦長とU.S.S.ディスカバリー号のクルーが、何世紀にもわたってその存在が意図的に隠されてきた古代の力を探し、銀河系を横断する壮大な冒険に出ることになる。しかし、探していたのは彼らだけではなく、その力を自分のものにするためなら手段を選ばない危険な敵がいた…というストーリーだ。ソクネア以外のキャストとして、ダグ・ジョーンズ(サルー役)、アンソニー・ラップ(ポール・スタメッツ役)、メアリー・ワイズマン(シルビア・ティリー役)、ウィルソン・クルーズ(ヒュー・カルバー役)、デヴィッド・アヤラ(クリーブランド・"ブック"・ブッカー役)、ブルー・デル・バリオ(アディラ・タル役)、カラム・キース・レニー(レイナー役)、そしてゲストとしてエリアス・トゥフェキス(ラアク役)とイヴ・ハーロウ(モール役)が出演する。
現在Paramount+にてシーズン2まで配信されている『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』、目下撮影中のミシェル・ヨー(フィリッパ・ジョージャウ役)主演の映画『Star Trek: Section 31(原題)』はいずれも『スター・トレック:ディスカバリー』からの派生作品だが、こうした作品にソネクアが今後参加する可能性はあるのだろうか? ソネクアはこう答えた。「クロスオーバーについてはよく聞かれます。『スター・トレック:ディスカバリー』のキャストを代表して言うなら、全員やると思います。とても楽しいでしょうね。どんな形であれ、クロスオーバーできたら素晴らしいことですから。誰もノーとは言わないでしょう」
また、シーズン4最終話に政治家のステイシー・エイブラムスがカメオ出演したこと以上のことがシーズン5で起きるかという質問に対しては、「いいえ」と返答したソネクア。そして笑ってこう続けた。「彼女が参加してくれたのは格別でした。しっかりと地に足がついていて謙虚な人なので、一緒にいるだけで本当に楽しかったです」 また、シーズン5にそのような仕掛けがあるかどうかについては、「それは認識次第」と付け加えている。
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Photo:『スター・トレック:ディスカバリー』(米Entertainment Weeklyの公式Xより)